ウォルナッツ・クレイワークスタジオ

「静岡新聞社情報誌(2008年)」にて粘土の立体造形イラスト表紙を担当しました

ウォルナッツ・クレイワークスタジオは、静岡新聞社情報誌「ぐるまる探偵団」(2008年・13~18号)にて粘土の立体造形を行いました。2007年に引き続き、2008年も表紙のデザインを季節や特集により情報誌の企画が伝わりやすくなる立体造形を行いました。引き続き、表紙(ラフデザイン、粘土造形、撮影)、誌面レイアウトデザイン(ロゴデザインやレイアウトデザイン、写真の構成、ディレクション、取材など雑誌を制作する全ての工程)など、情報誌制作に関する全ての作業を担当させていただきました。

大人風にジオラマをアンティーク調の質感で仕上げました

静岡新聞社情報誌13号 「カフェ特集」
静岡新聞社情報誌13号 「カフェ特集」

第13号は、情報誌のグルメ特集「カフェ特集」をテーマに制作しました。お気に入りのカフェでマスターの淹れてくれるコーヒーとケーキを楽しむキャラクターというシチュエーションで制作しました。

特集内容からターゲットは大人の年齢層であると考え、通常の可愛らしい誌面だけでなく、お気に入りや馴染みにしたいお店というセットにしたいと考えました。マスターの淹れるコーヒーのポットや木でできたカウンター、古い座椅子、古時計など、年数が経っている雰囲気を出すための細工を施しています。塗装が取れてきた木目を演出するために削りを入れたり、あえて汚しや錆の雰囲気をを出すなどの細工をすることで、可愛いクラフトの誌面でありながら、どこかアンティーク感のある雰囲気を演出することができました。

フェイクスイーツであるケーキも、表面的に制作するのではなく、実際のお菓子のように中にチョコレートの粘土を入れ、そのまわりを生地で包み、焦がしのコーティングをしたのちに、カットする。カット面がボソボソすることも計算して制作しています。誌面がとてもデザインイメージに沿った形になり、気に入っております。使用した素材は、樹脂粘土、軽量粘土、発砲パネル、針金、絵具などです。

バンズにハンバーグ、トマト、レタスをはさみ込む。フェイクフードは粘土でできています。

静岡新聞社情報誌14号 「テイクアウトできるお店」
静岡新聞社情報誌14号 「テイクアウトできるお店」

第14号は、情報誌のグルメ特集「テイクアウトできるお店」に沿って、持ち帰りグルメをイメージさせる、大きくて美味しそうなハンバーガーに驚くキャラクターをイメージして制作しました。ウォルナッツ・クレイワークスタジオは、フェイクフードなどのリアルな食玩を制作することも得意としているため、今回のハンバーガーもとても楽しく制作させていただきました。

ハンバーガーのように全ての食材を挟んでいるため、内容物がわかりづらいのですが、ベーコン、チーズ、ハンバーグ、レタス、トマト、チーズ、照り焼きハンバーグなど、本物そっくりに制作しています。それを焦げ目のついた粘土でできたパン生地ではさみ、最後にゴマをふりかけています。挟み込むパンは、実際のパンらしさを出すために、表面をボソボソとした質感にするなどリアルな素材に近づけています。同じようにハンバーグも表面の質感を変えているため、粘土で作ったようには見えず本物そっくりです。ベーコンは脂身がしっかりマーブル状態で入った表現をし、トマトも表面にニスを塗り、断面もトマトの柔らかい質感を出すことができました。レタスについても、表面に葉脈を入れながら、手でちぎったレタスのようにランダムな形にして、少しだけニスを塗り、みずみずしい新鮮なレタス感を出しています。使用した素材は、樹脂粘土、軽量粘土、ニス、針金、絵具、画用紙などです。

撮影のことを考えて、陰影を出す造形をしています

静岡新聞社情報誌15号 「地産地消」
静岡新聞社情報誌15号 「地産地消」

第15号は、情報誌の観光スポット特集「地産地消」をテーマに制作しました。静岡県の御前崎は「カツオ」と「メロン」の名産地。美味しい食材を求めて、御前崎に行こう!というシチュエーションで制作しております。今回の表紙は、食材を引き立たせるためにキャラクターのイメージや質感とは違うものにする必要がありました。そのため、通常の粘土ではなく、石膏粘土などを使用し、ねんどを練りこむ色づくりをするのではなく、表面に絵筆で塗り込む手法で制作することで、カツオの独特な色の配分や表面の光などリアルに表現することができました。

メロンについては、粘土の上から描くのではなく、実際のメロンの網目のように無数の細い線が網目のように入り組むように制作しました。ウォルナッツ・クレイワークスタジオは全てのジオラマを撮影しているため、実際の陰影を計算して造形を行なっております。細かい線ではありますが、実際のストロボ撮影を行うと、1本1本丁寧に巻きつけた網目に陰影ができ、とてもリアルなメロンらしい造形をすることができました。キャラクターの持っているメロンは、実際にメロンの中身を作ったのち、表面の皮を巻きつけ、カットして制作しています。大変ではありますが、とても綺麗な断面にすることができます。使用した素材は、樹脂粘土、石膏粘土、ニス、針金、絵具などです。

美味しそうな和菓子!ミニチュア和スイーツは全部粘土です

静岡新聞社情報誌16号 「和菓子屋さん」
静岡新聞社情報誌16号 「和菓子屋さん」

第16号は、情報誌のグルメ特集「和菓子屋」をテーマに制作しました。実際の和菓子屋特集で取材を行なったお店の一品を粘土で制作し、実際の和菓子を撮影したものを掲載しているかと思えるほどの精巧なフェイクスイーツにしました。制作した和菓子のフェイクスイーツは、うぐいす餅、かりんとうまんじゅう、生クリーム大福、羊羹、梅ごろもなど地元色溢れる和菓子です。それぞれの素材感を出すために、様々な工夫をしています。生クリーム大福は実際のお饅頭を作るときと同じように、生クリームをあんで包み、そこから餅で包んだ後、粉をかけています。うぐいす餡にはきな粉に見せた粉をかけています。

羊羹は栗羊羹、小豆羊羹、抹茶羊羹などバラエティに富んでいて、全て作り方が異なります。栗羊羹は、先に栗を粘土で作っておき、そこからあんで包みながら成形していきます。1本の羊羹ができたら、それをカッターでカットして、羊羹の断面を見せるなど様々な工夫を凝らしています。いちご大福も粘土で作ったいちごを中の果肉も表現するためにどこまでも細かく制作し、それを餡と餅につめ、カットしています。かりんとう饅頭という表面がカリカリとしたお饅頭も、外側のかりんとうを表現するために、ザラザラとしたした質感を粘土につけ、乾燥したのちニスを塗って、ツヤを出しています。梅ごろもという、餡を梅じそで巻いたお菓子も、梅じその濡れた感じを演出するなどの細工をしています。全てのフェイクスイーツ和菓子は100円玉ほどのサイズで制作しているため、出来上がった作品はおもちゃのようにとても可愛らしく、とても気に入っている作品です。使用した素材は、樹脂粘土、軽量粘土、ニス、針金、絵具などです。

粘土にパネルにスポンジと、様々な素材を使用して造形しています

静岡新聞社情報誌17号 「小国神社」
静岡新聞社情報誌17号 「小国神社」

第17号は、情報誌の観光スポット特集「森町」ということで「小国神社」という神社と「ことまち横丁」でのグルメをテーマに制作しました。神社にお詣りしなきゃいけないのに、先にお団子やかき氷を買ってしまうほど美味しいグルメが揃っているというシチュエーションをイメージしています。

ウォルナッツ・クレイワークスタジオは、粘土の造形を得意としているのですが、粘土だけでなく、パネルなどを使った模型も得意としています。寺社をはじめとした建物の模型は、多くはパネルを利用して制作しています。小国神社のしめ縄や瓦は粘土で作り、部分ごとにふさわしい質感のものを合わせることで、全体のイメージを構成しています。かき氷の器はレジンで制作し、そこにレジンで制作したかき氷をのせています。周囲の木は、実際の木に緑に染め上げたスポンジを貼りつけて制作しています。状況に応じて工夫することで誌面をより魅力的にすることができました。使用した素材は、樹脂粘土、軽量粘土、ニス、レジン、スポンジ、針金、絵具などです。

お祭りの1シーンをキャラクターとジオラマで作り上げました

静岡新聞社情報誌18号 「掛川の大名行列」
静岡新聞社情報誌18号 「掛川の大名行列」

第18号は、情報誌の「地元の祭事」特集に沿って、「掛川の大名行列」をイメージして制作しました。殿様と鷹匠の後につきながら大名行列に参加するキャラクターというシチュエーションで制作しています。殿様と鷹匠の着物や造形は全て粘土で制作しています。ウォルナッツ・クレイワークスタジオは、白い粘土に色を混ぜ込みながら、色づくりを行なっていますが、状況により、服の模様などは絵の具と筆を使って描いて色づけをすることがあります。殿様はふっくらとしていて、胸を張って歩く、鷹匠は痩せ型で背筋が伸びているなど、キャラクターの表情や体型をその立場や特徴に応じてデザインしています。誌面上で見たときに、パッとイメージがつきやすいデザインにできたと思います。使用した素材は、樹脂粘土、軽量粘土、ニス、レジン、パネル、針金、絵具などです。

ミニチュアのスイーツやフードを作る面白さ

ウォルナッツ・クレイワークスタジオは、キャラクターや背景ジオラマ、リアルな小物など全ての造形を粘土で制作することを得意としています。その中でも最も得意としているのはミニチュアスイーツやミニチュアフードです。よくご質問を受けるのは、「こんなに細かいレタスやキュウリの輪切りはどうやって作っているの?」というお話です。これは実は、キュウリならキュウリ自体を素材から全て作っています。輪切りにすれば断面が綺麗な紋様になり、透明でしっとりしているのはそのためです。もちろんイチゴなどのフルーツも同様です。中の果肉から作り表面をコーティングしてボコボコさせるという具合です。小さくてわかりづらい表現だとしても、そのこだわり1つで大きくミニチュアスイーツやミニチュアフードの作品の良さが変わると考えています。

当サイトのテキスト・画像の無断転載・複製を固く禁じます。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited.