TV TOKYO
シナぷしゅランド映像用ジオラマアート ©︎TV TOKYO Animation TV TOKYO 2024

Description

シナぷしゅ × クレイアート × 乳幼児番組 × 粘土アニメ × 知育デザイン
シナぷしゅランド(2024年制作)
テレビ東京の赤ちゃん番組『シナぷしゅ』内のコーナーアニメーションをつなぐ映像として、番組全体の世界観を立体的に再現したミニチュアセット作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオでは、「シナぷしゅランド」のコンセプト立案からデザイン、ジオラマ造形、撮影・編集まで一貫して手がけました。
舞台となる“シナぷしゅランド”は、お母さんのおなかの中をイメージした、優しく包み込むようなクレイアートの空間です。このランド内には、赤ちゃんが成長の段階に応じて楽しめる触感遊具や知育要素がちりばめられており、「見る」「触る」「移動する」といった乳幼児特有の行動をサポートする設計がなされています。
たとえば、ぷしゅの顔を模したカラフルな汽車がランド内を走り、赤ちゃんたちが乗り込んでお気に入りの遊具へ移動できるように演出。秘密基地のようなハイハイテント、ふわふわのエアトランポリンを模した“ぽっこり山”、ザラザラ・ツルツル・カチカチなど異なる素材感を体験できる触感遊び場など、すべてが粘土細工で細やかに造形されています。
また、自然の芝生を模した“ねんね芝生広場”や、出入り自由な“ぷしゅロケット”、積み木のお城など、赤ちゃんの自由な探索を促す空間づくりが行われています。ジオラマ内のキャラクターや背景、装飾に至るまで、すべてが手作業によるミニチュア造形。赤ちゃんの目線の高さを意識し、立体イラストとしてのわかりやすさと遊び心のあるビジュアルを両立しています。
粘土は、樹脂粘土・軽量粘土・石膏粘土のほか、木材・発泡パネル・羊毛などの異素材を併用し、柔らかくも豊かな触感と質感表現を実現。赤ちゃんが安心して“見つめたくなる”粘土のミニチュア世界を目指し、短い映像の中に、豊かなストーリー性と赤ちゃんの興味を引き出す工夫を凝縮しています。


キャラクターサイズ:H30〜60mm
ジオラマサイズ:H500mm × W900mm × D900mm
立体造形・アニメーション映像尺:約30秒×5カット(計2分30秒)
制作期間:約1ヶ月
使用素材:樹脂粘土、軽量粘土、石膏粘土、木材、発泡パネル、羊毛
制作年:2024年

Client

TV TOKYO

Year

2024

Style

Animation
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