ウォルナッツ・クレイワークスタジオ
オリジナル作品『世界の12ヵ国 × 12ヵ月』シリーズ
Clayart ウォルナッツ・クレイワークスタジオ 2010

Description
クレイアート × 世界の街 × 粘土細工 × ミニチュアアート
オリジナル作品『世界の12ヵ国 × 12ヵ月』シリーズ
ウォルナッツ・クレイワークスタジオによるオリジナルのクレイアート作品です。
「世界中の街並みと人々」をテーマに、日本、イギリス、オランダ、イタリア、ベトナム、ブラジル、インド、オーストラリア、スペイン、ドイツ、スウェーデン、アメリカの12ヵ国を舞台とし、
それぞれの国で過ごす“幸せな1日のひとコマ”を、ビジュアルデザインと粘土による立体造形で表現しています。
登場する人物や動物、植物、小物にいたるまですべて手作業による粘土細工。
各国の文化や空気感を、ミニチュアアートとして再構成しました。
〈ストーリー/シーン紹介〉
1月/日本・京都:雪の京町屋を歩く舞妓と黒猫。竹久夢二の世界観をにじませた静謐な風景。
2月/イギリス・ロンドン:近衛兵の前を、傘を銃に見立てた少女が真似しながら歩くユーモラスな場面。
3月/オランダ:農作業中の姉妹とアヒル。妹が姉の背に隠れる、素朴であたたかい農村の暮らし。
4月/イタリア:登校する少年が、仲良しのおじいさんに毎朝あいさつする風景。『ニュー・シネマ・パラダイス』へのオマージュも込めています。
5月/ベトナム:アオザイの女性を乗せて、少年が船を漕ぐ川の風景。湿気を感じる色合いと蓮の花が特徴。
6月/ブラジル:英雄ペレの壁画の前でサッカーに興じる少年たち。夢を追いかける情熱と陽気さ。
7月/インド:サリーを着た少女が象と出会い、喜びを表現する瞬間。綿を使って象の産毛まで再現。
8月/オーストラリア:イルカと泳ぐ少女。サンゴや魚たちも含め、海の生き物をすべて粘土で造形。
9月/スペイン:フラメンコの練習を重ねるダンサー。赤い衣装と静かな動きが情熱を物語る。
10月/ドイツ:オクトーバーフェスト。ビールを楽しむ人々と民族衣装の店員。ビールやウインナーも粘土でできています。
11月/スウェーデン:落ち葉のじゅうたんを駆ける少女と、出会った野うさぎ。北欧の自然と感受性を描写。
12月/アメリカ・ニューヨーク:クリスマス直前のショーウィンドウをのぞく子どもたち。
サンタのコスチュームを着た宣伝係のおじさんを“本物のサンタ”と信じて集まる優しいひととき。
〈造形・演出のこだわり〉
人物や建物、小物、動物などの立体表現はすべて手作業による粘土造形。
テーブル上の食べ物やイルカのしなやかな形状、象の体毛など、表面の質感表現にも工夫を凝らしています。
また一部には綿や羊毛フェルトなど異素材も併用し、リアルさと温かみの両立を図りました。
〈担当範囲〉
キャラクターデザイン
ビジュアルデザイン(イメージラフ/レイアウト設計)
粘土による立体造形(人物/動物/背景/小物)
照明・撮影・画像編集
〈制作情報〉
キャラクターサイズ:約H70〜100mm
ジオラマセットサイズ:H300mm × W300mm × D300mm
制作期間:各7日(全12点)
制作年:2010年
使用素材:樹脂粘土、軽量粘土、羊毛フェルト、綿