【クレイアニメーション/ストップモーション】
『シナぷしゅ』ぷしゅのまねっこさんぽ “夏のもの”
© TV TOKYO Corporation
クレイアニメ × ストップモーション × 幼児番組 × 季節モチーフ
テレビ東京系・乳幼児向け番組『シナぷしゅ』内のコーナー「ぷしゅのまねっこさんぽ」シリーズとして放送されたクレイアニメーション作品。テーマは“夏のもの”。キャラクター“ぷしゅ”と“にゅう”が仲良くおさんぽをしながら、朝顔、花火、風鈴、アイスクリームなど、夏を感じさせるモチーフに出会い、それぞれの形や色、質感に興味を持って“まねっこ”します。ぷしゅが「こんにちは、君おもしろい形をしているね」と話しかけると、体がふにゃりと変化し、夏のものそっくりの姿に変身。変身したぷしゅと、にゅうがそれぞれの夏のシチュエーションの中で遊ぶ姿を通して、「見る・まねる・感じる・学ぶ」という幼児の自然な体験をやさしく描いています。企画、演出構成(絵コンテ・Vコンテ)、キャラクターデザイン、立体造形、撮影、アニメーション制作まで、ウォルナッツ・クレイワークスタジオが一貫して担当。手作業によるクレイアート × ストップモーション技法で、“ものの名前と形”“模倣する楽しさ”と“季節のモチーフへの親しみ”を伝える作品です。
〈ストーリーと演出の特徴〉
子どもたちにとって親しみやすい“おさんぽ”の途中で、夏のものに出会うという発見と楽しさをベースに構成した粘土アニメーションです。ぷしゅが形を変え、にゅうがそれを見て笑ったり、一緒に夏の空気を味わったりするやり取りの中に、観察・共感・模倣・表現という幼児期の発達の要素を重ねています。この作品では、“見て・まねて・学ぶ”という幼児の自然な行動を通して、夏に出会うものへの関心や親しみを育てることを目指しました。
演出面では、各モチーフごとに異なるシチュエーションを設計しています。朝顔は格子に絡みつく姿、花火はきらめきと広がり、風鈴は縁側で風に揺れる涼しさ、アイスクリームは冷たさや楽しさが伝わる場面として表現。さらに、ぷしゅが“にゅう”そのものをまねっこする場面も加えることで、モチーフの模倣だけでなく、キャラクター同士の関係性や遊びの広がりも描いています。背景のジオラマセットは各シーンごとに異なる構成で制作し、夏らしい光や空気感が感じられる画面づくりを行いました。夏の陽射しを思わせる明るい照明によって、外をおさんぽするような開放感と安心感を演出しています。
テンポ設計は“発見 → 変化 → 体験”のリズム構成。ぷしゅが夏のものを見つけ、その姿へと変化し、それぞれの夏のシーンの中で遊ぶという3段構成を基本に、“驚き・変化・笑顔”が繰り返されるリズムで設計しています。このシンプルで心地よい反復が、幼児に安心感と集中をもたらします。
〈造形・素材の特徴〉
ぷしゅ・にゅう・夏のモチーフ・背景に至るまで、すべて粘土による立体造形で制作したクレイアニメーション作品です。素材は樹脂粘土や軽量粘土を中心に使用し、それぞれのモチーフの質感ややわらかさを丁寧に表現しました。ストップモーション撮影によって、ぷしゅの“のびる・まるまる・変わる”動きを細やかに描写し、クレイアニメならではのあたたかい触感と手作り感を映像全体に広げています。ジオラマと立体造形を組み合わせることで、季節感のある世界観をやさしく立ち上げた作品です。
〈制作範囲〉
・ストーリー構成
・演出構成(絵コンテ・Vコンテ)
・立体造形(キャラクター・小物)
・ジオラマ造形
・撮影/照明
・クレイアニメーション(ストップモーション)制作
・音響編集
〈制作情報〉
・キャラクターサイズ:H80mm
・ジオラマセットサイズ:W500 × H300mm(粘土を中心とした立体構成)
・映像尺:1分30秒 × 5本
・制作期間:約1ヶ月半(デザイン・立体造形・撮影・アニメーションを含む)
・制作年:2022年
・使用素材:樹脂粘土、軽量粘土
本作は、「クレイアニメ × まねっこ × 夏のもの」をテーマに、ぷしゅとにゅうのコミュニケーションを通して、“まねる”ことの楽しさと、夏に出会う身近なモチーフへの親しみを届ける、クレイアートの温かさあふれるストップモーションアニメーションです。
- Client
- 株式会社テレビ東京
- Year
- 2022
- Style
- Animation
