【クレイアート/粘土立体イラスト】<br>月刊保育絵本『キンダーブック』おはなしビジュアル制作

【クレイアート/粘土立体イラスト】
月刊保育絵本『キンダーブック』おはなしビジュアル制作

©Froebel-kan Co.,Ltd.

クレイアート × ミニチュアジオラマ × 教材ビジュアル × 立体イラスト

月刊保育絵本『キンダーブック』おはなしビジュアル用として制作されたクレイアート作品。
三角・四角・丸のかたちから連想される“ものの名前”を学びながら、シールを貼って遊べる幼児向け絵本のための立体イラストレーションです。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが、ビジュアルデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)から立体造形・照明・撮影・編集までを一貫して担当。8ページにわたるクレイアートとジオラマアートを組み合わせ、2Dキャラクターと3Dセットを融合させた教育ビジュアルとして構成されています。

〈テーマと構成〉

本作のテーマは「かたちであそぶ・かたちでまなぶ」。キャンプを舞台に、絵本キャラクターの“ちゃんとまん”と仲間たちが登場し、三角・四角・丸の形をモチーフに、身のまわりの“もの”を見つけていく物語です。丸の形はボール・浮き輪・スイカ、三角はテント・雪山・蝶の羽、四角はクーラーボックスや敷物・薪などとして登場し、子どもが自然に形を認識できるようにデザイン。また、グレーで塗りつぶされた空間に付属のシールを貼る「参加型ページ」や、迷路・なぞなぞクイズなども加え、絵本を“読む・見る・遊ぶ”の3要素で構成しています。平面と立体を組み合わせたページ設計により、造形を通して空間認識と図形理解を促す知育的アプローチを実現しています。

〈造形・素材の特徴〉

キャラクターや小物はすべて手づくりの粘土造形。樹脂粘土と軽量粘土をベースに、アクリルガッシュを練り込みながら独自の色味を調整しています。ジオラマセットはスチロールや木材、紙素材などを組み合わせ、自然のテクスチャーと教育的な明快さを両立。粘土の柔らかい質感が、子どもたちに親しみやすく、絵本全体に温もりと立体感を与えています。本作では、立体造形と平面イラストを一体化するために、照明と撮影角度を精密に計算し、印刷時にも明瞭な形状認識が得られるよう設計しています。

〈撮影環境と演出〉

スタジオ内では、自然光に近いディフューズ照明を用い、柔らかい陰影と立体感を重視したライティングを実施。各ページの構図ごとに異なる被写界深度と光量を調整し、粘土の質感とカラフルな世界観を最大限に引き出しています。幼児向け教材として“明るく・やさしい・わかりやすい”印象を与えるため、背景トーンは青空で統一し、被写体の形状と色彩を視覚的に際立たせています。

〈制作範囲〉

・ビジュアルデザイン(イメージラフ/レイアウト設計)
・立体造形
・照明
・撮影
・編集


〈制作情報〉

・キャラクター粘土サイズ:H70mm
・ジオラマセットサイズ:H300 × W420 × D300mm
・制作期間:約15日(立体造形・撮影・編集含む)
・制作年:2017年
・使用素材:樹脂粘土、軽量粘土、スチロール、木材、紙、アクリルガッシュ

本作は、「クレイアート × 立体イラスト × 教材 × あそび」をテーマにした幼児向けビジュアル作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの精密なクレイアートと教育的デザインを融合し、“かたちで遊び、かたちで学ぶ”という新しい学びの体験を立体的に表現しました。手づくりの温もりと、図形教育へのアプローチを両立させた、知育絵本のためのクレイアートビジュアルです。

Client
株式会社フレーベル館
Year
2017
Style
Clay Art

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