【クレイアート/粘土立体イラスト/幼児教材】<br>全国幼稚園カレンダー ビジュアル制作

【クレイアート/粘土立体イラスト/幼児教材】
全国幼稚園カレンダー ビジュアル制作

クレイアート × 立体イラスト × ミニチュアアート × 教育ビジュアル

2013年度の全国幼稚園向けカレンダーのビジュアルとして制作されたクレイアート作品。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが、キャラクターデザイン/ビジュアルデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)/立体造形/照明/撮影/編集までを一貫して担当しました。
幼稚園に配布されるカレンダーとして、子どもたちに親しみやすいタッチと、季節ごとの“楽しさと学び”を感じられる構成をテーマにしています。めくるたびにワクワクするような季節の情景を、明るく温かみのあるクレイアートで表現しました。

〈テーマと構成〉

本作のテーマは「四季とともに育つこどもたち」。春から冬までの1年間を、子どもたちと動物キャラクターが一緒に過ごすストーリーとして構成しています。四季の中で触れる自然や生き物を通じて、子どもたちが“季節の移り変わり”や“身の回りの世界”を感じ取り、成長していく様子をビジュアル化しました。各シーズンの構成は以下のとおりです。

■4・5月:チューリップ畑でハチさんと遊ぼう
 春の訪れをテーマに、青空の下、チューリップ畑で遊ぶ子どもたちとハチたちを描いた作品。擬人化したハチさんが一生懸命ハチミツを運び、花々の間を飛び回る姿がほほえましく表現されています。チューリップや雲、キャラクターたちはすべて樹脂粘土で制作。雲は平面立体で浮かぶように配置し、春の軽やかさと明るさを演出しました。見ているだけで元気になる、爽やかな春の空気を感じる情景です。

■6・7月:カエルさんと一緒に歌の練習
 梅雨の季節をテーマに、カエルと子どもたちが睡蓮の葉の上で合唱するシーンを立体的に構成。カラフルな水玉の雨は粘土で一つずつ成形し、空から降るリズムを楽しく表現しています。木々はデフォルメを効かせた粘土造形で背景に配置し、温かみのある空間に。さらに、楽譜を紙素材で制作するなど、異素材の組み合わせで“雨の日の音楽会”のような楽しい世界を演出しています。

■8・9月:海の中を潜水艦で探検
 夏の海を舞台に、潜水艦に乗った子どもたちが冒険する情景をクレイアートで再現。カラフルな魚、サンゴ、イソギンチャクなどをアクリルガッシュで彩色し、鮮やかな海の生態系を立体的に表現しています。大きなクジラは平面立体で造形し、子どもにも分かりやすいフォルムにデザイン。粘土細工の立体と平面を組み合わせ、水の中の奥行きと広がりを感じるよう設計された作品です。

■10・11月:キリンさんと一緒に秋のフルーツ狩り
 秋の実りをテーマに、ブドウやリンゴなどの果物、どんぐりやキノコ、紅葉をすべて樹脂粘土で制作。背景の紅葉の木は丸くデフォルメし、オレンジや赤を基調としたカラーリングで“秋らしさ”を表現しています。収穫を楽しむ子どもたちとキリンの穏やかな関係性を描き、季節のあたたかさと学びを感じられる情景に仕上げました。

■12月:サンタさんのお手伝い
 クリスマスをテーマに、プレゼントを運ぶ子どもたちとサンタクロースの姿を描いた作品。サンタの顎ひげには羊毛フェルト、プレゼントの箱には紙、袋には布を使用し、素材の異なる質感を活かしたクラフト感のある構成です。夜の街へとプレゼントを届ける温かな光景を、粘土の柔らかい質感と手作りの温もりで表現しました。

〈造形・素材の特徴〉

キャラクターや小物は樹脂粘土・軽量粘土を中心に手作業で制作。
動物や植物などの自然モチーフは、柔らかなフォルムと明快な色彩で構成し、幼児にも直感的に伝わるデザインに仕上げています。チューリップの花びらや水玉の雨、潜水艦やサンゴなど、素材ごとに粘土の質感を使い分けることで、シーズンごとの世界観を豊かに表現。
紙や布などの異素材も組み合わせ、手づくりならではの温もりを感じさせる造形です。

〈撮影環境と演出〉

各シーンはスタジオ内で季節ごとに照明設計を変更。春は明るい拡散光、夏は水中をイメージしたブルーライト、秋はオレンジトーン、冬は柔らかな白光を使用し、カレンダーとしての季節感を強調しました。撮影では粘土特有のマットな質感を活かしつつ、陰影を最小限に抑え、印刷時にも発色が美しく保たれるよう工夫しています。

〈制作範囲〉

・キャラクターデザイン
・ビジュアルデザイン(イメージラフ/レイアウト設計)
・立体造形
・照明
・撮影
・編集

〈制作情報〉

・キャラクター粘土サイズ:H70mm
・ジオラマセットサイズ:H300 × W420 × D300mm
・制作期間:約15日(立体造形・撮影・編集含む)
・制作年:2013年
・使用素材:樹脂粘土、軽量粘土、スチロール、紙、布

本作は、「クレイアート × 教育 × 四季 × カレンダー」をテーマに、
季節の自然と子どもたちの成長を、やさしい立体イラストで描いた作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオの造形力と色彩演出により、幼児教育の現場にふさわしい“見て楽しい・学んで感じる”カレンダービジュアルに仕上げました。

Client
日本イラストレーター協会
Year
2013
Style
Clay Art

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