【クレイアート/粘土立体イラスト】<br>『ポピっこ あおどり 〜もじ・かず・ことば〜 ドリるん』教材表紙(鍵盤ハーモニカ)

【クレイアート/粘土立体イラスト】
『ポピっこ あおどり 〜もじ・かず・ことば〜 ドリるん』教材表紙(鍵盤ハーモニカ)

クレイアート × ミニチュアアート × 幼児教材デザイン × 入学準備ビジュアル

株式会社新学社さま発行、5・6歳児向け入学準備教材『ポピっこ あおどり 〜もじ・かず・ことば〜 ドリるん』の表紙ビジュアルとして制作した、鍵盤ハーモニカをモチーフとしたクレイアート作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオがビジュアルラフ・レイアウト設計から、立体造形、撮影、照明、DTP仕上げまで一貫して担当。“もうすぐ小学生になるワクワク感”を視覚的に伝えるため、机の上の鍵盤ハーモニカから音符や楽器が飛び出す、ポップで楽しい世界観をデザインしています。

〈テーマと構成〉

今月号のメインモチーフは「鍵盤ハーモニカ」。幼児が小学校で最初に出会う“音の道具”として親しみやすいよう、机の上に置かれた鍵盤ハーモニカを大きくレイアウトし、そこから音符やミニチュア楽器たちが踊るように飛び出す構成でデザインしました。机はスチロールボードをベースに造形し、アクリルガッシュで茶色の木目を荒めのストロークで描き込み、あたたかみのあるアナログ質感に仕上げています。その上に、樹脂粘土で制作した鍵盤ハーモニカを配置。白鍵・黒鍵・吹き口・ホース・ケース内の凹凸まで、実物のディテールを忠実に造形することで、幼児が“本物みたい!”と直感できるリアリティを確保しました。

〈造形・素材の特徴〉

鍵盤ハーモニカはフルスクラッチの樹脂粘土造形。
・白鍵・黒鍵を一つずつ独立して造形
・吹き口・ホース・ケース内部構造まで再現
・ケースの留め具・角のカーブ・内側の凹凸も精密造形
と、小さな教材表紙ながら実物構造を踏まえた精密な造形を行いました。鍵盤ハーモニカから飛び出すミニチュア楽器もすべて樹脂粘土で制作。トライアングル、トランペット、すず、カスタネット、タンバリン——。金属部分はアクリルガッシュで金・銀のメタリック塗装を施し、最後に艶出しニスで仕上げることで、粘土ながら本物の光沢感を再現しています。音符や星のパーツも粘土造形で、形状と角度を細かく調整しながら“音が跳ねるようなリズム感”を視覚化。子どもたちがページを開いた瞬間に“音が聞こえてきそう!”と感じられるよう仕上げました。

〈撮影・デザイン〉

撮影はストロボを使用したスタジオ撮影。飛び出す楽器や音符は透明糸を用いた吊り撮影で行い、自然な浮遊感と動きを演出しました。鍵盤の光沢、楽器のメタリック感、机の木目のマットな質感など、素材ごとの表情がしっかりと立つよう照明を調整。誌面デザインはシリーズ共通のポップな配色を基調とし、音符の流れを視線誘導に取り入れることで、表紙全体に“音楽の楽しさ”と“入学準備のワクワク感”を持たせています。

〈制作範囲〉

・ビジュアルラフ
・レイアウト設計
・立体造形(鍵盤ハーモニカ・ミニチュア楽器・机)
・
撮影・照明/レタッチ・仕上げ
・DTPデザイン

〈制作情報〉

〈制作情報〉
・ジオラマセットサイズ:H200mm × W200mm
・制作期間:各号 約5日
・使用素材:樹脂粘土、スチロールボード、アクリルガッシュ、艶出しニス、糸(吊り撮影)
・制作年:2021年

本作は、「クレイアート × 音 × 入学準備」をテーマに、鍵盤ハーモニカから広がる音の世界を立体的に表現した教材表紙です。丁寧なミニチュア造形と遊び心のある飛び出し演出によって、幼児が“小学校の音楽って楽しそう!”と自然に感じられる温かいデザインに仕上げました。ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの造形精度と教育視点が融合した、入学準備期を明るく彩る一枚です。

Client
株式会社新学社
Year
2020
Style
Clay Art

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