【クレイアート/粘土立体イラスト】<br>小学ポピー「1・2年生」2019年1月号 教材表紙デザイン制作

【クレイアート/粘土立体イラスト】
小学ポピー「1・2年生」2019年1月号 教材表紙デザイン制作

©︎Shingakusha Co., Ltd.

クレイアート × ミニチュアジオラマ × ミュージックスタジオ × 教材表紙

小学ポピー『1・2年生』2019年1月号の表紙ビジュアルを、クレイアート(粘土立体イラスト)で制作しました。今月のテーマは「なりたいお仕事:歌手」。ミニチュアジオラマとして構成されたテレビ局のミュージックスタジオを舞台に、じゅん・あみ・テンテン・はるのすけがそれぞれの楽器を手に取り、バンド演奏を楽しむ様子を表現しています。ウォルナッツ・クレイワークスタジオがビジュアルデザイン、立体造形、照明、撮影、編集、DTPデザインを一貫して担当。楽器や照明、カメラ、スタジオ床に至るまで、すべて手作業で造形された本格的なミニチュアスタジオ作品です。

〈テーマと構成〉

今回の舞台は、歌番組の収録現場をイメージしたミュージックスタジオのドールハウスセット。壁面・照明・床すべてをスチロールボードで設計し、テレビ局のスタジオ美術を再現しています。ステージ中央には、アイドル風の衣装を着たあみがメインボーカルとして立ち、その周囲で、じゅん(ギター)、テンテン(ドラム)、はるのすけ(キーボード)がサポート。誌面全体が「ライブ感」と「手作りの温もり」を両立した立体構成となっています。観客席には樹脂粘土で造形した子どもたちを多数配置し、カメラや台座、マイクスタンド、スピーカーなども全てミニチュアジオラマ用に手作業で制作。誌面の中でライトが反射し、ステージ上の臨場感を感じられるような構図で設計されています。

〈ミニチュア楽器と美術造形〉

すべての楽器や音響機材は樹脂粘土とスチロールボードによるフルスクラッチ制作。ギター、ドラム、マイク、アンプ、シンセサイザー、スピーカー、譜面台など、実際の音楽機材を参考にしながら、1mm単位のチューニング部品や金属パーツまで粘土で再現しています。
・ギターの弦は極細ワイヤーで表現し、塗装後に光沢ニスで金属質を再現。
・ドラムのシンバルは薄く延ばした粘土をアクリルガッシュでメタリック塗装し、
さらにトップライトで反射させることで“ステージ照明に映える質感”を演出。
・マイクやケーブルは針金と粘土を組み合わせ、実物の構造をミニチュアスケールで忠実に造形。
床の網目模様もアクリルガッシュによる手描き塗装で、本物のステージフロアのような奥行きを感じさせる細密表現になっています。

〈照明・撮影と演出〉

撮影照明は実際のテレビスタジオ同様、トップライトとバックライトを併用。メインステージに向かってバックライトを当てることで、キャラクターの輪郭を際立たせ、観客や背景とのコントラストを生み出しています。特に光沢素材(ニス仕上げ)を使ったマイク・ドラム・ギターなどの反射を活かし、ミニチュアでありながらも“本物のライブステージの空気感”を感じさせるリアルな照明演出を追求しました。

〈探し絵の仕掛け〉

今月の探し絵テーマは「お正月モチーフ」。誌面の中に隠れているもち・ダルマ・羽子板を探す仕掛けになっています。ステージの装飾の一部や観客席の影の中など、細部に正月らしい要素を散りばめ、「新年を祝う」「探す楽しみ」「見る喜び」を融合させた教材デザインとして構成。お正月号にふさわしい、明るく楽しい世界観に仕上げています。

〈制作範囲〉

・ビジュアルデザイン/構成設計
・ドールハウス・ミュージックスタジオ造形
・ミニチュア楽器・音響機材制作
・照明・撮影・編集・DTPデザイン

〈制作情報〉

・クライアント:新学社(小学ポピー)
・対象:小学1・2年生 教材表紙ビジュアル
・ジオラマセットサイズ:B5表紙サイズ(H364 × W257mm)
・制作期間:約12日
・制作年:2019年
・使用素材:樹脂粘土、スチロールボード、アクリルガッシュ、ワイヤー、ニス、LED照明

本作は、「クレイアート × ミニチュアジオラマ × ミュージックスタジオ × 教材表紙」をテーマに、手作業によるミニチュア楽器やスタジオ美術を緻密に再現した作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオ独自の造形技術と照明演出により、“音楽の楽しさ”と“手作りの温かさ”が共鳴する新年号として仕上げました。

Client
株式会社新学社
Year
2019
Style
Clay Art

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