【クレイアート/ミニチュアジオラマ】
小学ポピー「1・2年生」2021年2月号 教材表紙デザイン制作
©︎Shingakusha Co., Ltd.
クレイアート × ミニチュアジオラマ × フェイクフード × 節分アート × 教材表紙デザイン
『小学ポピー「1・2年生」2021年2月号』の表紙は、“節分”をテーマにしたにぎやかで楽しいクレイアート作品。カラフルな鬼の子どもたちと一緒に、じゅん・あみ・テンテン・はるのすけたちが豆まきを楽しむ様子が描かれています。風呂敷の上には節分の豆や恵方巻きが並び、空には梅の花と豆、そして恵方巻きが舞うように広がる、華やかでユーモアたっぷりの2月号ビジュアルです。
〈コンセプトと構成〉
テーマは「豆まきと笑顔で迎える春のはじまり」。誌面全体を桃色の空で包み、節分らしい明るさと温かさを演出。中央の風呂敷の上には豆や恵方巻き、升などを立体的に配置し、節分のワクワク感と季節の移ろいを一枚のジオラマで表現しています。カラフルな鬼の子どもたちはそれぞれ表情豊かに造形され、にぎやかで親しみやすい世界観をつくり上げています。
〈造形と素材表現〉
節分の豆は1粒ずつ樹脂粘土で制作し、豆の筋や表面の凹凸までリアルに造形。木製の升はバルサ材を切り出し、組み木構造で設計。細部までカッターで彫り込みを加え、温もりある木目の質感を再現しています。フェイクフードの恵方巻きは具材の中身まで全て粘土で構成。実際に具を粘土で包み、さらに薄くのばした黒い樹脂粘土で巻き上げた後、断面に米粒を後付けして仕上げています。輪切りの恵方巻きは中の具材(たまご・かんぴょう・きゅうり・でんぶ)まで再現され、本物と見紛うほどの完成度となっています。
〈色彩設計と照明演出〉
全体は“春の兆しと節分のにぎわい”をテーマに、淡いピンクと黄色の柔らかな色彩で構成。鬼の子どもたちのカラフルな髪や服、豆のベージュトーンが調和し、温かみのある誌面に仕上がっています。照明は天井方向からLED常灯を降り注ぐように配置し、全体をやわらかく包み込む光で演出。さらにストロボを加えて陰影を際立たせ、豆や恵方巻きの立体感を強調しています。こうした光の演出によって、粘土造形の質感や食材のリアルな艶が生きる構成になっています。
〈誌面演出と探し絵〉
今月の探し絵は「はなまるコイン」。節分の豆の中や恵方巻きの具の中など、思わぬ場所に隠れており、見つける楽しさが詰まったデザイン。遊び心あふれる構成の中に、季節の行事を学ぶ要素が自然に組み込まれています。
〈担当範囲〉
・ビジュアルデザイン(イメージラフ/誌面レイアウト設計)
・キャラクター/小道具/背景の粘土造形
・照明
・撮影
・画像編集
・冊子DTPデザインまで一貫制作
〈制作情報〉
・制作年:2021年
・使用素材:樹脂粘土、軽量粘土、バルサ材、アクリルガッシュ、ニスコーティング、LED照明、ストロボ照明
・セットサイズ:約W500 × H400mm
・テーマ:節分 × 恵方巻き × 豆まき × 鬼の子どもたち
・撮影構成:正面撮影+上部ライティングによる立体演出
本作は、「クレイアート × ミニチュアジオラマ × フェイクフード × 節分アート」をテーマに、日本の季節行事を粘土造形で楽しく描いた教育ビジュアル作品。ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの精密な造形技術と、食材のリアルな表現が融合した、2月号ならではの明るく賑やかなクレイアート表紙です。
- Client
- 株式会社新学社
- Year
- 2021
- Style
- Clay Art
