【クレイアート/ミニチュアジオラマ】<br>小学ポピー「1・2年生」2021年3月号 教材表紙デザイン制作

【クレイアート/ミニチュアジオラマ】
小学ポピー「1・2年生」2021年3月号 教材表紙デザイン制作

©︎Shingakusha Co., Ltd.

クレイアート × ミニチュアジオラマ × 教材ビジュアル × 鉄道アート × 春の出発デザイン

『小学ポピー「1・2年生」2021年3月号』の表紙テーマは、“新学年への出発!”。キャラクターたちが車掌さんの格好をして、はなまるコインを掲げた「ポピーSL列車」に乗り込み、誌面を見る子どもたちに向かって元気いっぱいに走り出します。春の訪れと新しい学年への期待を表現した、明るく爽快なクレイアート作品です。

〈コンセプトと構成〉

春の旅立ちを象徴する“SL列車”をメインモチーフに、希望とワクワク感を満載した構成。中央に配置されたSL機関車は、スチロールボードを何層にも重ねて制作した平面立体クラフト構造で、正面から見たときの立体感と迫力を演出しています。遠くから延びる線路もスチロールボードと芝テクスチャ素材を組み合わせ、奥行きとスピード感を持たせました。列車のまわりには鉛筆の木が立ち並び、煙からはクレヨン・定規・えんぴつ・のりなどの文房具があふれ出す――“新しい学び”への期待が広がる、夢のような世界観を構築しています。

〈造形と素材表現〉

SL機関車・レール・背景の森に至るまで、すべて手作業によるクレイアートとミニチュア造形で構成。
文房具のミニチュアは樹脂粘土で一点ずつ造形し、クレヨンには実際の色名を筆で書き込むなど細部まで表現。三角定規には目盛りを1mm単位で手描きし、ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの精密造形技術が活かされています。遠景の森はスポンジ素材で再現し、全体のバランスに自然な遠近感を生み出しています。

〈色彩設計と照明演出〉

全体を春の訪れを感じさせる淡いブルーとグリーンで構成し、新年度の希望と爽やかさを強調。照明はSLの前方からのメインライトと天井方向からのソフトLED照明を組み合わせ、春の朝のやわらかな光を再現。ストロボによるハイライトを煙や文房具の表面に加えることで、列車の動きと立体感を際立たせています。その光の演出により、SLが誌面から“飛び出してくる”ような勢いのある構図が完成しました。
撮影は正面アングルで行い、SL列車がこちらへ迫ってくるような遠近感を強調。前景から後景までしっかりとピントを合わせ、スチロール立体クラフトの奥行きを最大限に活かしています。列車の煙や文房具の浮遊感は手前に配置したレイヤー構成で表現し、立体感とスピード感を両立させた誌面になっています。

〈探し絵と演出〉

誌面全体に散りばめられた“はなまるコイン”を探す構成で、子どもたちが「どこにあるのかな?」と夢中になれる楽しさをプラス。学びと遊びが融合した、シリーズを締めくくるにふさわしいデザインです。

〈担当範囲〉

・ビジュアルデザイン(イメージラフ/誌面レイアウト設計)
・キャラクター/小道具/背景の粘土造形
・照明
・撮影
・画像編集
・冊子DTPデザインまで一貫制作

〈制作情報〉

・制作年:2021年
・使用素材:樹脂粘土、スチロールボード、芝テクスチャ、スポンジ素材、アクリルガッシュ、LED照明、ストロボ
・セットサイズ:約W600 × H450mm
・撮影構成:正面撮影(遠近構成+前方照明)
・テーマ:新学年 × 出発 × SL列車 × 文房具

本作は、「クレイアート × ミニチュアジオラマ × 教材ビジュアル × 春の出発」をテーマに、新しい季節のはじまりを立体的に表現した教育アート作品。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが誇る精密造形と光の演出により、誌面全体が“動き出す瞬間”を感じさせる、希望に満ちたラスト号ビジュアルです。

Client
株式会社新学社
Year
2021
Style
Clay Art

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