【クレイアート/粘土立体イラスト】<br>小学ポピー「1・2年生」2019年11月号 教材表紙デザイン制作

【クレイアート/粘土立体イラスト】
小学ポピー「1・2年生」2019年11月号 教材表紙デザイン制作

©︎Shingakusha Co., Ltd.

クレイアート × ミニチュアジオラマ × スポーツクライミング × 教材表紙

小学ポピー『1・2年生』2019年11月号の表紙ビジュアルを、クレイアート(粘土立体イラスト)で制作しました。2019年度シリーズ「2020東京オリンピックに向けて、スポーツを知ろう!」の第7弾として、今月は“スポーツクライミング”をテーマに構成。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが、立体造形・照明・撮影・編集・DTPデザインまでを一貫して担当し、クレイアートによるダイナミックな高さ表現と立体構図で、競技のスリルと挑戦の瞬間を表現しています。

〈テーマと構成〉

舞台は、高さのあるクライミングウォールを再現したミニチュアジオラマ。じゅん、あみ、テンテン、はるのすけたちが、複雑なルートを目指して登っていく様子を立体的に描いています。誌面の上部から下部にかけて、高低差のある構図を取り入れ、見下げるような迫力を演出。コースの下には観客席を配置し、応援するキャラクターたちの存在が競技の熱気をさらに引き立てています。“登る勇気と集中力”をテーマに、スポーツクライミングの魅力を粘土造形で表現した構成です。

〈造形と素材表現〉

・クライミングウォールはスチロールをベースに制作。壁面には実際のホールド(指掛け)を模した樹脂粘土製のパーツを多数配置。
・各ホールドは色・形・角度を変え、手足の動きを想定したリアルな配置構成。
・金属金具やロープ・輪っかもすべて粘土で造形し、アクリルガッシュの銀塗装とニス仕上げで金属の質感を再現。
・キャラクター造形では、手足の筋肉の動きやバランスを意識し、まさに「今登っている瞬間」を感じさせるポーズ設計を採用。
・下部の観客席では、多数のキャラクターを配置し、声援や拍手の雰囲気を立体的に表現しています。
細部までクラフトによる完全手作業で仕上げられた、ミニチュアならではのリアリティとスケール感が特徴です。

〈照明と演出〉

照明は、上方から強めの白色LEDを当て、クライミングウォールの陰影を際立たせています。登るキャラクターの背中や手元に光が当たることで“挑戦の瞬間”を強調。下部の観客席には暖色系ライトを使用し、会場全体の一体感を演出。光と影のコントラストで、高さと立体感を感じさせる構成になっています。

〈探し絵の仕掛け〉

今月の探し絵テーマは「はなまるコインを探そう!」。クライミングウォールのあちこちに“はなまるコイン”が隠されており、登るキャラクターたちがそれを集めながら進みます。ルートをたどりながら探す楽しさと、発見の達成感を味わえる仕掛け。“挑戦しながら見つける”という、スポーツクライミングの精神に重なる構成になっています。

〈制作範囲〉

・ビジュアルデザイン/構成設計
・クライミングウォールジオラマ造形
・キャラクター・観客席造形
・照明・撮影・編集・DTPデザイン

〈制作情報〉

・クライアント:新学社(小学ポピー)
・対象:小学1・2年生 教材表紙ビジュアル
・ジオラマセットサイズ:B5表紙サイズ(H364 × W257mm)
・制作期間:約10日
・制作年:2019年
・使用素材:樹脂粘土、スチロールボード、軽量粘土、アクリルガッシュ、ニス、LED照明

本作は、「クレイアート × ミニチュアジオラマ × スポーツクライミング × 教材表紙」をテーマに、“登る挑戦”と“努力の瞬間”をクレイアートで立体的に再現した作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの精密造形と光演出により、スポーツクライミングの高揚感と達成感を、誌面の中でリアルに感じられる教育ビジュアルに仕上げました。

Client
株式会社新学社
Year
2019
Style
Clay Art

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