【クレイアート/粘土立体イラスト】<br>『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう11月号』

【クレイアート/粘土立体イラスト】
『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう11月号』

クレイアート × ミニチュアジオラマ × 教材デザイン × 季節ビジュアル

株式会社新学社さま発行の小学1年生向け教材『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 11月号』の表紙ビジュアルを制作しました。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが企画デザインから立体造形、撮影、照明、DTP制作までを一貫して担当。11月号では“紅葉”をテーマに、テンテンとくまさんが秋の森で落ち葉と遊ぶ様子を描いた、温かみのあるクレイアートビジュアルです。

〈テーマと構成〉

11月号のテーマは「紅葉」。赤や黄色に染まった秋の葉っぱたちがひらひらと舞い降りる中、テンテンとくまさんが自然の中で秋の実りを楽しむシーンをメインビジュアルに構成しました。テンテンは降り注ぐ紅葉を見上げながら笑顔を見せ、くまさんは両手で胡桃を持ってじっと何かを見つめています。その視線の先には、落ち葉でできた小さな“きつねのおばけ”。森の中の静けさと子どもらしい想像力が共存する、遊び心あふれる構成になっています。

〈造形・素材の特徴〉

紅葉の葉っぱはすべて樹脂粘土で制作。1枚ずつ粘土カッターで葉脈を刻み、粘土棒でギザギザとしたアウトラインを削り出すことで、本物の葉のような質感を再現しています。色づきはアクリルガッシュで彩色し、赤・橙・黄・茶のグラデーションを重ねることで、秋の深みを感じさせる仕上がりにしています。くまさんが手にしている胡桃と松ぼっくりも樹脂粘土による立体造形。胡桃は爪楊枝で表面の凹凸を丁寧に彫り、松ぼっくりは一枚一枚の鱗片を重ねて立体的に造形。
自然物の形と質感を、アナログクラフトの繊細な技でリアルに表現しています。くまさんの視線の先にある“葉っぱのきつね”も樹脂粘土製。赤色の粘土に化粧パフでアクリルガッシュを重ね、汚しを入れることで本物の落ち葉のような風合いを演出。粘土棒で目と口を彫り込み、葉脈と輪郭のギザギザを際立たせることで、“自然の中から生まれたおばけ”という幻想的な存在を立体的に仕上げています。

〈撮影・デザイン〉

撮影では、秋の柔らかい日差しをイメージしたストロボ照明を使用。
テンテンとくまさんの周囲に降る紅葉を吊り撮影で配置し、舞い落ちる瞬間を切り取るような動きを演出しました。誌面デザインはシリーズ共通の薄黄色をベースに、紅葉の赤やオレンジをアクセントカラーに配置し、紅葉の鮮やかな色彩を際立たせる構成に。秋のぬくもりと、ページを開いた瞬間の明るさを両立させています。

〈制作範囲〉

・キャラクターデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)
・ビジュアルデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)
・立体造形(キャラクター・小物)
・照明
・撮影
・DTP編集

〈制作情報〉

・クライアント:株式会社新学社

・教材名:『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 11月号』

・登場キャラクター:テンテン、くまさん、葉っぱのきつね

・制作年:2020年

・使用素材:樹脂粘土、スチロールボード、爪楊枝、アクリルガッシュ、化粧パフ、糸(吊り撮影)

・撮影:スタジオ撮影(ストロボ照明・吊り演出)

本作は、「クレイアート × 紅葉 × 教材ビジュアル」をテーマに、
テンテンとくまさんが秋の森で過ごす穏やかなひとときを描いた立体イラスト作品です。紅葉の葉脈まで表現した精密な造形と、葉っぱでできたきつねのおばけというユーモラスな演出により、“秋の学びの楽しさ”と“自然の温かさ”を同時に感じさせるクレイアートビジュアルとなっています。

Client
株式会社新学社
Year
2020
Style
Clay Art

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