【クレイアート/ミニチュアジオラマ】
小学ポピー「1・2年生」2020年8月号 教材表紙デザイン制作
©︎Shingakusha Co., Ltd.
クレイアート × ミニチュアジオラマ × デコスイーツ × フェイクフード × 教材表紙デザイン
小学ポピー『1・2年生』2020年8月号の表紙ビジュアルは、キャッチコピー「ポピーで たのしい なつやすみ!」のもと、夏休みのわくわく感と清涼感をいっぱいに詰め込んだデコスイーツの世界を舞台にしたクレイアート作品です。じゅん、あみ、テンテン、はるのすけたちが、ミニチュアサイズのフルーツパフェを囲みながら、楽しそうに夏のひとときを過ごす様子を、ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの空間構成力・色彩設計・物語性の融合表現で立体的に描き出しています。
〈コンセプトと構成〉
テーマは「夏休みのごほうび」。樹脂粘土で造形されたフルーツたっぷりの巨大パフェを中心に、かき氷、アイスクリーム、プリン、ポッキー、ウエハース、スイカ、バナナ、イチゴ、キウイ、オレンジ、マンゴー、ピーチ、リンゴ、ナタデココなど、本物さながらのフェイクスイーツ&ミニチュアフルーツが並びます。キャラクターたちはパフェの周囲でスプーンを持ち、夏の陽射しのように明るく、楽しい表情で登場。誌面全体が“見るだけでおいしい”世界観で構成されています。背景には真夏のフルーツが散りばめられた鮮やかなトーンと、ひんやりとしたガラス皿の透明感が共存し、“暑いのに涼しい”という相反する質感が心地よいバランスで表現されています。
〈造形・素材の特徴〉
すべてのスイーツは樹脂粘土による手づくり。果物の果肉やアイスクリームの柔らかな起伏、プリンのとろみ、ナタデココの透け感など、ミニチュアフード造形の粘土表現技術を最大限に駆使しています。
・果物の果肉は、透明粘土に微量のアクリルガッシュを混ぜ、内側から光を通すような構造で制作。
・かき氷のソースは、ジェルメディウムとアクリルガッシュを重ね塗りし、とろける質感を再現。
・アイスクリームは、軽量粘土で制作し歯ブラシでボコボコとした質感を出し“ふんわり感”を表現。
・全体にニスをコーティングし、艶と透明感をプラス。細部までこだわったこの表現により、光を受けたフルーツが本物のように輝き、誌面から甘い香りが漂ってくるかのようなリアリティを生み出しています。
〈色彩設計と空間演出〉
構図の中心には、カラフルなパフェタワー。背景にはフェイクフルーツと夏の白を基調に、フルーツやスイーツのビビッドな彩度をバランス良く配置。空間構成力と色彩設計を融合した立体的レイアウトによって、被写体の立体感と清涼感が際立ち、誌面全体が“夏のごちそう”として完成しています。照明はストロボとLED常灯を併用し、透明素材の反射と艶を丁寧にコントロール。小さなスプーンやガラス皿、氷の粒が光を受けて輝く瞬間を切り取り、ミニチュアジオラマ撮影の真髄を見せる構成となっています。
〈探し絵〉
今月の探し絵は「食いしん坊のペンギン兄弟」。フルーツパフェの中やアイスの陰、プリンの上やスイカの隙間など、あちこちに隠れたペンギン兄弟が登場します。親子で探しながら、「このフルーツは何かな?」「どんな味がするかな?」と、自然に会話が生まれる仕掛けです。粘土造形の繊細な手仕事と、発見の楽しさが同時に味わえる構成です。
〈担当範囲〉
・ビジュアルデザイン(イメージラフ/誌面レイアウト設計)
・キャラクター/小道具/背景の粘土造形
・照明
・撮影
・画像編集
・冊子DTPデザインまで一貫制作
〈制作情報〉
・制作年:2020年
・使用素材:樹脂粘土、透明粘土、軽量粘土、アクリルガッシュ、ジェルメディウム、ニスコーティング、LED照明
・セットサイズ:約W500 × H400mm
・撮影方法:ストロボ+LED併用/透明素材の反射制御
・照明設計:側光+上方拡散光
本作は、「クレイアート × ミニチュアジオラマ × デコスイーツ × 夏休み」をテーマに、フェイクスイーツ造形のリアリティと物語性を融合させた立体ビジュアル作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオによる、手作りの温もりと質感が生み出す“見るだけで楽しい夏”の世界。親子で発見と驚きを共有できる、クレイアート教材表紙の決定版です。
- Client
- 株式会社新学社
- Year
- Style
- Clay Art
