【クレイアート/粘土立体イラスト】
『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう8月号』
クレイアート × ミニチュアフルーツ × 教材デザイン × 季節ビジュアル
株式会社新学社さま発行の小学1年生向け教材『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 8月号』の表紙ビジュアルを制作しました。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが企画デザインから立体造形、撮影、照明、DTP制作までを一貫して担当。8月号では“スイカ”をテーマに、テンテンとペンギンたちが夏のひとときを楽しむ様子を描いた、色鮮やかで季節感あふれるクレイアートビジュアルです。
〈テーマと構成〉
8月号のテーマは「スイカ」。 テンテンとペンギンさんたちが、夏の日差しの下でスイカを食べたり、転がしたりして遊ぶ様子をメインに構成しました。“夏=スイカ”という一目で伝わるビジュアルを目指し、画面中央にはカットされた大きなスイカと、それを嬉しそうに頬張るテンテンを配置。 手前には丸ごとのスイカ(ミニチュアフルーツ)を置き、奥行きと季節感を感じる構図に仕上げています。テンテンは駆動式の手足で動きを表現し、笑顔で手をあげ、手にはスプーンを持つポーズ。子どもたちが「夏って楽しい!」と感じるような無邪気な仕草を造形で表現しています。横には可愛らしいペンギン兄弟が並び、一緒にスイカを楽しむ様子で“仲間と過ごす夏”の温かさを演出しました。
〈造形・素材の特徴〉
カットされたスイカは樹脂粘土で制作し、部分ごとに異なる質感を共存させるテクニックを採用。外皮はつるりとした艶のある仕上げ、果肉部分は歯ブラシで叩いて微細な凹凸を出し、本物のざらりとした質感を再現しています。スイカの種は樹脂粘土で一粒ずつ造形し、表面に艶消しニスを施して“ぷっくりした立体感”と“自然な光沢”を表現。
スイカを置く皿は石膏粘土で手づくりし、陶器のような温かみを演出。また、ペンギン兄弟はテンテンの世界観に合わせたディフォルメデザインで、つぶらな瞳と丸い体が印象的。樹脂粘土で造形し、ころんとした形状がスイカの丸みとリンクするよう構成しています。色彩は赤・青・赤・緑・白を基調とし、夏の明るいコントラストを強調しました。
〈撮影・デザイン〉
撮影は明るい自然光をイメージしたストロボ照明で行い、スイカの瑞々しさと粘土の質感を引き立てるよう設計。 誌面デザインはシリーズ共通の薄黄色をベースに、スイカの赤を主役に際立たせています。立体造形のバランスを生かしたレイアウトで、読者の視線が自然に中央のテンテンとスイカへ導かれる構成になっています。
〈制作範囲〉
・キャラクターデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)
・ビジュアルデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)
・立体造形(キャラクター・小物)
・照明
・撮影
・DTP編集
〈制作情報〉
・クライアント:株式会社新学社
・教材名:『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 8月号』
・登場キャラクター:テンテン、ペンギン兄弟
・制作年:2020年
・使用素材:樹脂粘土、石膏粘土、アクリルガッシュ、艶消しニス
・撮影:スタジオ撮影(ストロボ照明)
本作は、「クレイアート × ミニチュアフルーツ × 夏の教材ビジュアル」をテーマに、スイカの瑞々しさとキャラクターたちの笑顔を立体的に描いた作品です。手づくりならではの粘土表現とミニチュア造形によって、子どもたちが“夏の楽しさ”を直感的に感じることのできる温かいクレイアート教材となりました。
- Client
- 株式会社新学社
- Year
- 2020
- Style
- Clay Art
