【クレイアート/粘土立体イラスト】<br>『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう9月号』

【クレイアート/粘土立体イラスト】
『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう9月号』

クレイアート × ミニチュアジオラマ × 教材デザイン × 季節ビジュアル

株式会社新学社さま発行の小学1年生向け教材『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 9月号』の表紙ビジュアルを制作しました。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが企画デザインから立体造形、撮影、照明、DTP制作までを一貫して担当。9月号では“月夜”をテーマに、テンテンとうさぎたちが夜空に浮かぶ幻想的な世界を描いたクレイアートビジュアルです。

〈テーマと構成〉

9月号のテーマは「月夜」。ただの夜ではなく、“やさしい夜の明るさ”を感じさせる構成を目指しました。大きな三日月の上でテンテンとうさぎたちが楽しげに過ごす様子をメインビジュアルに設定し、夜空全体を“夢の中の世界”のように演出。軽量粘土で造形した三日月は、柔らかい黄色のグラデーションで仕上げ、光を受けてほんのり輝くようデザインしています。テンテンは駆動式の両手を広げたポーズで制作し、月の上でふわりと浮かぶような姿勢に。小さな白うさぎたちはテンテンの隣に寄り添い、まるで星と一緒に夜空を旅しているような温かい雰囲気を表現しています。

〈造形・素材の特徴〉

三日月は軽量粘土をベースに造形。内部の空気層を利用してふんわりとしたボリュームを出し、柔らかい光を感じるよう表面にアクリルガッシュでハイライトを加えています。周囲に浮かぶ星々は樹脂粘土で一つひとつ制作し、金平糖のような形状にディフォルメ。ピンク、ブルー、イエロー、ミントグリーンなど、複数のパステルカラーを使用して夜空に可愛らしさと彩りを添えています。登場するうさぎたちは、子どもたちがイメージする“お月見のうさぎ”をシンプルにデザイン。サイズは約20mmと極小ながら、耳の中のピンク色や、1mm単位の目・鼻・口まで精密に造形。ピンセットを使用して仕上げた超微細なクレイアート作品です。テンテンの表情やうさぎとの距離感にもこだわり、見る人にやさしい気持ちを届ける構成になっています。

〈撮影・デザイン〉

撮影は“浮遊感”をテーマに、星や月を吊るした状態で行う吊り撮影方式を採用。三日月や星々の間に自然な空気感を生み出すことで、夜空の中に浮かぶ立体的な奥行きを演出しています。照明には柔らかいストロボ光を用い、月とテンテンに淡いハイライトを当てることで、幻想的で温かい光の印象を作り出しました。誌面デザインはシリーズ共通の薄黄色をベースに、星のパステルカラーをアクセントに使用。キャラクターと三日月の曲線が読者の視線を自然に導き、やさしい夜の世界へ誘う構成になっています。

〈制作範囲〉

・キャラクターデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)
・ビジュアルデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)
・立体造形(キャラクター・小物)
・照明
・撮影
・DTP編集

〈制作情報〉

・クライアント:株式会社新学社

・教材名:『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 9月号』
・
登場キャラクター:テンテン、うさぎたち
・
制作年:2020年
使用素材:軽量粘土、樹脂粘土、アクリルガッシュ、針金、糸(吊り撮影)
・
撮影:スタジオ撮影(吊り撮影・ストロボ照明)

本作は、「クレイアート × 夜空 × 教材ビジュアル」をテーマに、三日月とうさぎが共に浮かぶ幻想的な世界を立体的に描いたクレイアート作品です。軽量粘土と樹脂粘土による異素材表現、そして吊り撮影による浮遊感演出を組み合わせ、“学びの中に夢を感じる”温かく優しい教材ビジュアルとして仕上げました。

Client
株式会社新学社
Year
2020
Style
Clay Art

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