【クレイアート/粘土立体イラスト】
『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう5月号』
クレイアート × 立体イラスト × 教材デザイン × 季節ビジュアル
株式会社新学社さま発行の小学1年生向け教材『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 5月号』の表紙ビジュアルを制作しました。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが企画デザインから立体造形、撮影、照明、DTP制作までを一貫して担当。5月の節句「こどもの日」をテーマに、テンテンが兜をかぶって鯉のぼりを見上げる、温かく希望に満ちたクレイアートビジュアルです。
〈テーマと構成〉
5月号のテーマは「こどもの日」。 テンテンが兜を身につけ、柏餅を手に持ちながら、風に泳ぐ鯉のぼりを見上げているシーンを構成しました。春の青空の下、元気にたなびく鯉のぼりの親子と、それを見つめるテンテンの笑顔が、“成長と希望”というこどもの日の象徴を明るく表現しています。テンテンの隣には、嬉しそうにその様子を見上げる犬のキャラクターを配置。“こどもの頃の憧れ”や“家族との温かな記憶”を想起させる、やさしいストーリー性を持たせた構成としています。
〈造形・素材の特徴〉
テンテンの兜は樹脂粘土による精密造形。30mm程度のサイズながら、鉢・前立・鍬形・吹返・眉庇など細部の構造を忠実に再現し、粘土の可塑性を活かして金属質の立体感を表現しました。柏餅は10mmほどのミニチュアスイーツで、葉脈を粘土棒で一本ずつ彫り込み、中の餡子も樹脂粘土で詰め込むことで、本物そっくりの仕上がりに。鯉のぼりは樹脂粘土で制作し、模様や鱗を一枚ずつ積層させて造形。風を受けて流れる布の柔らかさを、曲線とレイヤー構造で再現しています。ポール部分は竹串をベースにアクリルガッシュで塗装し、先端の矢車はスチロールボードで立体的に構築。リアルな工作とクレイアートの融合によって、温かみのあるクラフト表現に仕上げました。背景はスチロールボードを重ねたモデルに芝パウダーを吹き付け、そこにカラフルな樹脂粘土の花を咲かせ、新緑の地面とともに“5月の生命力”を感じさせる立体構成です。
〈撮影・デザイン〉
撮影はスタジオでストロボ照明を使用し、初夏の光のようなやわらかな陰影を演出。桜の時期を過ぎ、鮮やかに芽吹く季節感を表現するため、背景色と新緑のコントラストを基調にまとめました。誌面デザインはシリーズ共通の薄黄色を背景に統一し、“ひめくりドリル”の世界観をそのままに、テンテンと鯉のぼりの動きがリズミカルに感じられるようレイアウト。立体造形のラインがそのまま視線誘導になる設計で、小さな誌面でも立体的な奥行きを感じられる構成としています。
〈制作範囲〉
・キャラクターデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)
・ビジュアルデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)
・立体造形(キャラクター・小物)
・照明
・撮影
・DTP編集
〈制作情報〉
・クライアント:株式会社新学社
・教材名:『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 5月号』
・登場キャラクター:テンテン、犬、鯉のぼりの親子
・制作年:2020年
・使用素材:樹脂粘土、スチロールボード、竹串、芝パウダー、アクリルガッシュ
・撮影:スタジオ撮影(ストロボ照明)
本作は、「クレイアート × 教材ビジュアル × こどもの日」をテーマに、 兜をかぶったテンテンと鯉のぼりの情景を通して、“成長と希望の象徴”を描いた作品です。細部まで精巧に作られた兜や柏餅、風に泳ぐ鯉のぼりの造形が、子どもたちに“日本の季節文化の楽しさ”を自然に伝えます。ウォルナッツ・クレイワークスタジオの立体造形力と教材デザインの融合が生み出す、子どもたちの笑顔を育むクレイアートビジュアルです。
- Client
- 株式会社新学社
- Year
- 2020
- Style
- Clay Art
