【クレイアート/粘土立体イラスト】
『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう4月号』
クレイアート × 立体イラスト × 教材デザイン × 登校シーン
株式会社新学社さま発行の小学1年生向け教材『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 4月号』の表紙ビジュアルを制作しました。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが企画デザインから立体造形、撮影、照明、DTP制作まで一貫して担当。新入学・新学年の希望に満ちた“登校”をテーマに、春の始まりの明るさとワクワク感を伝えるクレイアートビジュアルです。
〈テーマと構成〉
4月号のテーマは「登校」。新しい制服に袖を通し、春の光の中を横断歩道へ向かって歩くテンテン。樹脂粘土で作った鉛筆を掲げながら、希望に満ちた表情でランドセルを背負い、“さあ、新しい1年のはじまり!”という気持ちを象徴するようなポーズで造形しました。テンテンの背中には、スチロールボードをベースにスエード布を巻き付けて制作したクラフト製ミニチュアランドセル。ステッチ部分は実際に糸を縫い込んでおり、リアルな質感と温かみを両立させています。テンテンの後ろからはアヒルの親子が一列になってついてきており、“初めての学校に向かうテンテン”と“母鳥のあとを追うヒナ”を重ね合わせた、優しさと成長の物語を感じさせる構成です。
〈造形・素材の特徴〉
ランドセルはスチロールボードの芯材にスエード布を貼り、金具部分にはアクリルパーツと糸を使って細部まで再現。まるで本物の鞄のような立体感と柔らかい質感を持たせています。横断歩道はスチロールボードで構成し、桜の花びらが舞う春の情景を演出。花びらは樹脂粘土で1枚ずつ手作りし、粘土棒で押し出して筋を入れ、花弁の重なりを細かく表現しています。アヒルとヒナも樹脂粘土で制作。羽の重なりや足のヒレは粘土カッターで丁寧に造形し、温かく親しみのあるフォルムに仕上げました。全体として、リアルな素材表現とディフォルメされたキャラクター造形の調和が特徴です。
〈撮影・デザイン〉
撮影ではストロボ照明を使用し、春の朝日を感じさせるやわらかな陰影を演出。背景にはスチロールボードで構成した横断歩道と、淡い桜色のグラデーションを重ね、新年度らしい明るいトーンでまとめました。紙面デザインはシリーズ共通の薄黄色を基調とし、見た瞬間に「ひめくりドリルだ!」と認識できる統一感を維持。登校するテンテンの動きと花びらの流れが、立体造形のラインそのものが誌面のリズムになるよう設計しています。
〈制作範囲〉
・キャラクターデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)
・ビジュアルデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)
・立体造形(キャラクター・小物)
・照明
・撮影
・DTP編集
〈制作情報〉
・クライアント:株式会社新学社
・教材名:『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 4月号』
・登場キャラクター:テンテン、アヒルの親子
・制作年:2020年
・使用素材:樹脂粘土、スチロールボード、スエード布、糸、アクリルガッシュ、芝パウダー
・撮影:スタジオ撮影(ストロボ照明)
本作は、「クレイアート × 教材ビジュアル × 登校シーン」をテーマに、 新しい春を迎えるテンテンの姿を通して、学ぶ喜びと希望の一歩を描いた作品です。リアルなランドセルや桜の花びらなど、粘土造形による繊細な手仕事が、子どもたちの“新しい季節へのワクワク”を自然に引き出します。ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの手作りの温もりと教育デザイン力が融合した、春のスタートを祝うクレイアートビジュアルです。
- Client
- 株式会社新学社
- Year
- 2020
- Style
- Clay Art
