【クレイアート/粘土立体イラスト】<br>『2015 社会の自主学習 公民』教科書参考ワーク表紙ビジュアル制作

【クレイアート/粘土立体イラスト】
『2015 社会の自主学習 公民』教科書参考ワーク表紙ビジュアル制作

クレイアート × 立体イラスト × 教材デザイン × 社会システムビジュアル

中学生向け社会科教材『社会の自主学習 公民』(新学社)の表紙用クレイアートビジュアルを制作しました。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが企画デザインから立体造形、撮影、照明、DTP仕上げまで一貫して担当。
「社会の仕組みとつながりを一目で理解できる構成」をテーマに、政治・経済・国際・科学・暮らしといった多領域を一つの世界に凝縮した“公民の決定版”といえるビジュアルデザインとなっています。

〈テーマと構成〉

社会を構成するさまざまな要素──政治、企業、国際貿易、医療、司法、行政、農業、出生、インフラ、エネルギー、宇宙開発など──を一枚の画面に集約。それぞれの分野を象徴するキャラクターやモチーフを立体的に配置し、「社会は多様な分野が支え合って成り立っている」というメッセージを伝える構成になっています。背景には国連本部、国会議事堂、企業ビル群をスチロールボードで制作。高層ビルの窓の一つひとつまでカッターで切り込みを入れ、立体と半立体を組み合わせた緻密な造形としました。
特に国会議事堂は柱や屋根構造の細部まで再現し、建築物としての存在感とリアリティを追求しています。

〈造形・素材の特徴〉

主要な造形物はすべて樹脂粘土・軽量粘土・スチロールボード・スポンジ・紙素材を組み合わせて制作。中央には社会を象徴する人々が配置され、周囲を走る道路や芝生エリアなどのインフラ要素が立体的に広がります。道路はスチロールボードを基盤に、車両は樹脂粘土で制作。人々が集うスペースにはミニチュア用の芝テクスチャを使用し、生活の息づかいを感じる構成にしました。登場人物もすべてハンドメイドのクレイアート。農家のキャラクターが手に持つりんご・じゃがいも・トマト・にんじんなどの野菜は、一つひとつ樹脂粘土で造形し、実際の質感や色味を丁寧に再現。赤ちゃんの造形では、おしゃぶりや抱かれた手の丸みまで細部を追求しています。政治家キャラクターは、樹脂粘土で制作した本体に紙製の立候補タスキを巻きつけ、「立候補」の文字を実際に手書きで書き入れるなど、現実の構造を忠実に再現。裁判官のガベルや書籍、医師の聴診器やカルテなど、
それぞれの職業を象徴する小物類もすべて樹脂粘土によるミニチュア制作で仕上げています。また、社会の未来を象徴する要素として、風力発電タービン・EV自動車・はやぶさも登場。環境エネルギーから宇宙開発まで、現代の公民領域を包括的に捉えた構成です。

〈撮影・デザイン〉

撮影では、立体造形の存在感と遠近感を両立するために、遠景から俯瞰構図でのストロボ撮影を採用。白地背景をベースに、中央のキャラクター群と建築物が自然に浮かび上がるよう照明を調整しました。誌面デザインでは、地理・歴史シリーズとの一貫性を保ちつつも、公民特有の現代性と多様性を感じさせるカラーバランスで構成。複数の職業・建物・社会要素が自然に繋がるよう、視線誘導と配列バランスを細部まで設計した、情報密度の高いビジュアルです。

〈制作範囲〉

・ビジュアルデザイン(イメージラフ/誌面レイアウト設計)
・キャラクター/小道具/背景の粘土造形
・照明
・撮影
・画像編集
・冊子DTPデザインまで一貫制作

〈制作情報〉

・クライアント:新学社
・書籍名:『社会の自主学習 公民』
・制作年:2015年
・造形サイズ:W257 × H364mm
・使用素材:樹脂粘土、軽量粘土、スチロールボード、スポンジ、紙、芝テクスチャ、アクリルガッシュ

本作は、「クレイアート × 教材ビジュアル × 社会の仕組み」をテーマに、
政治・経済・環境・科学・暮らしを一枚の立体構成で描いた公民ビジュアルの決定版。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが得意とする“手作りによるリアルとユーモアの融合”で、中学生が社会の仕組みを直感的に理解できるようデザインされた、教育クレイアートの集大成的作品です。

Client
株式会社新学社
Year
2015
Style
Clay Art

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