【クレイアート/ミニチュアジオラマ】<br>小学ポピー「1・2年生」2020年10月号 教材表紙デザイン制作

【クレイアート/ミニチュアジオラマ】
小学ポピー「1・2年生」2020年10月号 教材表紙デザイン制作

©︎Shingakusha Co., Ltd.

クレイアート × ミニチュアジオラマ × ファンタジー造形 × 教材表紙デザイン

小学ポピー『1・2年生』2020年10月号の表紙ビジュアルは、キャッチコピー「ポピーで ぐんぐん のばそう!」のもと、秋の訪れとファンタジーが融合したきのこの世界のミニチュアジオラマです。
じゅん、あみ、テンテン、はるのすけたちが、カラフルなきのこの家が立ち並ぶ森を探検している様子を、リアルな造形表現と温かみのあるデザインセンスで描き出しています。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが得意とする「リアル × ディフォルメ × ファンタジック造形」の三要素が融合した、秋らしさあふれるクレイアート作品です。

〈コンセプトと構成〉

舞台は、森の奥に広がる“きのこの山の集落”。軽量粘土で成形したベースに、ジオラマ用の緑パウダーを重ね、やわらかな苔のような地面を再現。その上に、丸いもの、細いもの、星形のものなど、多種多様な形のきのこが顔を出しています。キャラクターたちは、それぞれ個性豊かなきのこの家を訪ね歩きながら、秋の実りと自然のぬくもりを感じる旅をしています。誌面全体が“秋の童話”を思わせる温かく幻想的な世界に包まれています。

〈造形と素材表現〉

・きのこの山と地表:軽量粘土をベースに造形し、表面に芝パウダーと土パウダーを重ねて自然な質感を演出。

・きのこの家:石膏粘土で傘と柄を造形。傘のヒダ部分まで精密に表現し、アクリルガッシュでグラデーションを施すことでリアルな陰影を再現。

・木と果実:木の幹はバルサ材を削り出して制作。枝先にはスポンジ素材を重ねて葉を表現。実った果物やどんぐりは樹脂粘土で造形し、艶消しニスで自然な光沢をプラス。

・落ち葉や葉脈:1枚ずつ粘土棒で線入れを行い、葉の形や筋を立体的に表現。これらすべてを手作業で組み合わせ、クレイアートの質感再現力と構成美を両立させた仕上がりになっています。

〈色彩設計と空間演出〉

全体のトーンは、秋のあたたかさを感じるブラウン・オレンジ・グリーンを基調に設計。背景には深みのある森の奥行きを感じさせるようなグラデーションを施し、前景のきのこの家が浮き上がるように配置。照明はLEDの間接光を活かし、きのこの傘の裏にできる柔らかな影や、木漏れ日のような光の反射を演出しています。誌面全体が立体感とぬくもりを感じる構成です。

〈探し絵〉

今月の探し絵は「はなまるコイン」。どんぐりや落ち葉、栗やみかんなどが空から降り注ぐ中、コインがさりげなく隠れています。粘土で精密に造形された木の実や葉の中に溶け込むように配置されており、親子で一緒に探しながら、「どんぐりの形ってこうなってるね」「落ち葉の色がきれい!」と自然観察のきっかけにもなる楽しい仕掛けです。

〈担当範囲〉

・ビジュアルデザイン(イメージラフ/誌面レイアウト設計)
・キャラクター/小道具/背景の粘土造形
・照明
・撮影
・画像編集
・冊子DTPデザインまで一貫制作

〈制作情報〉

・制作年:2020年
・使用素材:石膏粘土、樹脂粘土、軽量粘土、木材(バルサ)、スポンジ素材、アクリルガッシュ、芝パウダー、艶消しニス
・セットサイズ:約W500 × H350mm
・照明:LED間接光+柔光撮影
・テーマ:秋のファンタジー × クレイアート × 教材表紙

本作は、「クレイアート × ミニチュアジオラマ × ファンタジー造形 × 秋の自然」をテーマに、リアルな質感と童話的デザインを融合させたクレイアート表紙作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが手がける繊細な造形と温かな色彩設計が、秋の森の空気と実りの美しさを紙面いっぱいに広げています。親子で秋を感じながら楽しめる、ファンタジーとクラフトの融合作品です。

Client
株式会社新学社
Year
2020
Style
Clay Art

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