【クレイアート/粘土立体イラスト】<br>小学ポピー「1・2年生」2018年9月号 教材表紙デザイン制作

【クレイアート/粘土立体イラスト】
小学ポピー「1・2年生」2018年9月号 教材表紙デザイン制作

©︎Shingakusha Co., Ltd.

クレイアート × 教材表紙 × お医者さん × 看護師さん × ミニチュアジオラマ × ドールハウス

小学ポピー『1・2年生』2018年9月号の表紙ビジュアルを、クレイアート(粘土立体イラスト)で制作しました。2018年度シリーズ“やってみたいお仕事”の第6弾は、「お医者さんと看護師さん」。じゅんとあみが白衣を着て診察を行い、テンテンとはるのすけが患者として診察を受けている様子を描いたミニチュア病院ジオラマです。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが企画・設計・立体造形・照明・撮影・編集・DTPデザインまでを一貫して担当。“人を助けるしごと”をテーマに、優しさと安心感を伝える教育教材用クレイアート作品として構成されています。

〈テーマと構成〉

9月号のテーマは“やってみたいお仕事:お医者さんと看護師さん”。
舞台はドールハウス構造のミニチュア病院セット。診察室・待合室・窓の外の救急車まで、全てを1/12スケールで設計した精密な室内ジオラマです。床は一枚一枚タイルの目地をカッターで切り込み、手仕事によるアナログな質感を再現。壁の窓からは救急車両が見える構図で、遠近感とストーリー性のある立体空間を設計しています。机や棚などの家具も本物のミニチュア家具のように引き出しを実際に動かせる仕様で制作。点滴スタンド、ベッド、カルテ、体温計、注射器などの医療小物もすべて樹脂粘土で精密造形し、手づくりの温もりを感じられる病院のシーンに仕上げました。“人を助けるやさしい仕事”への憧れと、細部までのリアルな造形表現を両立した立体イラストです。

〈ドールハウス構造とジオラマ演出〉

今回の病院セットは、ドールハウス的な設計思想で構築されています。スチロールボードをベースにした建物構造は、診察室・ベッドルーム・窓の外の風景まで一体的にデザイン。
室内には医療機器のほか、机、ベッド、本棚、壁時計などの小物を配置し、“生活のある病院”としてのリアリティを追求しました。
照明は白昼光を再現するため、クールホワイト系のLEDライトを用いてクリーンな印象を演出。窓から差し込む自然光のような柔らかい明るさと、診察室の天井照明の対比によって、“病院らしい安心感のある空間”をクレイアートで再現しています。

〈造形・演出のこだわり〉

じゅんとあみの持つ小物(カルテ・注射器・聴診器など)は樹脂粘土の極小造形で、わずか5mmの厚みにまでこだわったリアルな作り。テンテンとはるのすけは患者としてベッドで診察を受ける姿が可愛らしく、キャラクターの表情・ポーズも一体ずつ丁寧に手づくりされています。家具類(机・ベッド・棚)はスチロールボードと木材を組み合わせ、ハンドカットによるディテールを活かしたアナログな造形仕上げ。医療機器の冷たい質感とキャラクターの温かさを同時に感じられるビジュアル構成です。

〈探し絵の要素〉

9月号は“間違い探し”仕様の表紙です。上下2面にわたって診察室のシーンを制作し、上の段と下の段で、救急車が消防車に変わっていたり、点滴が通学バッグに変わっていたりと、子どもたちが楽しめる間違いがたくさん隠されています。教材としての学びに加え、毎月の表紙を楽しみにしている子どもたちがワクワクできる仕掛けとして設計。観察力と想像力を育てる“遊べるビジュアル教材”となっています。

〈制作範囲〉

・企画構成
・ビジュアルデザイン
・ドールハウス構造設計(病院内装・窓外の景観)
・粘土による立体造形(人物・家具・医療機器)
・照明設計・撮影・画像編集・DTPデザイン

〈制作情報〉

・クライアント:新学社(小学ポピー)
・対象:小学1・2年生 教材表紙ビジュアル
・ジオラマセットサイズ:B5表紙サイズ(H364 × W257mm)
・制作期間:約10日
・制作年:2018年
・使用素材:樹脂粘土、スチロールボード、木材、アクリルガッシュ、ニスコート、ジェルメディウム、LED照明

本作は、「クレイアート × 教材表紙 × お医者さん × 看護師さん × ドールハウス × 間違い探し」をテーマに、“やさしさ”と“発見の楽しさ”を立体的に表現した教育ビジュアルです。ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではのドールハウス的ジオラマ構成と精密造形技術によって、見て・探して・学べる“手づくりの病院ジオラマアート”として制作しました。

Client
株式会社新学社
Year
2018
Style
Clay Art

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