【クレイアート/粘土立体イラスト】
小学ポピー「1・2年生」2018年4月号 教材表紙デザイン制作
©︎Shingakusha Co., Ltd.
クレイアート × 教材表紙 × お寿司やさん × ミニチュアフード × 職業テーマ
小学ポピー『1・2年生』2018年4月号の表紙ビジュアルを、クレイアート(粘土立体イラスト)で制作しました。2018年度シリーズのテーマは“やってみたいお仕事”。第1弾となる4月号では、子どもたちに人気の「お寿司やさん」をモチーフにしています。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが企画・ビジュアルデザイン・立体造形・撮影・編集・DTPデザインまでを一貫して担当。春の訪れを感じる桜と、おいしそうなミニチュア寿司が並ぶ、明るく楽しいスタート号の表紙です。
〈テーマと構成〉
4月号は“お寿司やさん”をテーマに、春を感じる店内風景を表現しています。背景には満開の桜をあしらい、カウンター席の後ろに窓越しで春風が吹くような開放的な構成にしました。カウンターには玉子、マグロ、穴子、エビ、サーモン、いくらなど、子どもたちに人気のお寿司がずらりと並び、回転寿司のようにみんなの笑顔が回る楽しい世界観を演出しています。さらに、誌面には“あれあれ?お寿司屋さんなのにちょっと変だぞ?”という仕掛けが隠されています。実は、学校の道具が2つ(鉛筆と消しゴム)がさりげなく登場しており、どこにあるかを探す「探し絵」の要素も加えました。視覚的な楽しさに加え、教材としての発見・観察力・注意力を育てる学びの要素を兼ね備えた構成になっています。このお寿司屋さんの表紙は、新しい学年を迎える子どもたちへのメッセージでもあります。“入学おめでう!”という気持ちを込めて、みんなでお祝いのお寿司パーティーを開いているような、華やかで温かい世界観に仕上げました。新しい生活のスタートを応援する“春のごちそう”のような教材表紙です。
〈造形・演出のこだわり〉
背景の桜は軽量粘土をアクリルガッシュで着色し、花びらの一枚一枚まで手作業で制作。お寿司屋さんのカウンターや椅子、テーブルはスチロールボードをカッターで加工して仕上げ、木の質感をアクリル塗装で再現しています。寿司ネタはすべて樹脂粘土によるミニチュアフード造形。五百円玉サイズの寿司の中に、玉子の層やマグロの筋、いくらの透明感まで丁寧に作り込み、1貫約10mmという極小サイズで“本物そっくり”の仕上がりを追求しました。立体造形と彩色の融合によって、粘土とは思えないリアルな食感を表現しています。
〈撮影環境と演出〉
照明は店内の温もりと春の柔らかさを感じさせるため、暖色系ライトを中心に構成。寿司ネタの艶や桜の淡い色合いを引き立てるよう、トップライトとディフューズ照明を組み合わせ、自然光に近い柔らかな印象を演出しました。画面全体を“春の新しいスタート”として、温かく明るいトーンでまとめています。
〈制作範囲〉
・企画構成・ビジュアルデザイン
・粘土による立体造形(キャラクター・寿司ネタ・背景・家具・小物)
・照明・撮影・画像編集
・DTPデザインまで一貫制作
〈制作情報〉
・クライアント:新学社(小学ポピー)
・対象:小学1・2年生 教材表紙ビジュアル
・ジオラマセットサイズ:B5表紙サイズ(H364 × W257mm)
・制作期間:約7日
・制作年:2018年
・使用素材:樹脂粘土、軽量粘土、スチロールボード、アクリルガッシュ
本作は、「クレイアート × 教材表紙 × お寿司やさん × ミニチュアフード × 探し絵」をテーマに、“やってみたいお仕事”の楽しさと、“入学おめでとう”の気持ちを一枚に込めた春の表紙ビジュアルです。ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの緻密なミニチュア造形と教育的デザインの融合で、遊びながら学び、見ながら祝える、明るく温かいクレイアート作品となりました。
- Client
- 株式会社新学社
- Year
- 2018
- Style
- Clay Art
