【クレイアート/粘土立体イラスト】
『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 1月号』
©︎Shingakusha Co., Ltd.
クレイアート × 立体イラスト × 教材デザイン × 季節ビジュアル
株式会社新学社さま発行の小学1年生向け教材『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 1月号』の表紙・ビジュアルデザインを制作しました。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが企画デザイン・立体造形・撮影・照明・DTPまで全工程を一貫担当。1日1枚のドリルを楽しく進められるよう、「小さくてもワクワクする世界観」をテーマに、手のひらサイズの中に季節感とキャラクターの躍動感を凝縮したクレイアート作品です。
〈テーマと構成〉
本作は、子どもたちが毎日1枚ずつ取り組むドリル教材のため、“親しみやすく・わかりやすく・季節を感じる”という三つの要素を重視して制作。A5サイズの小さな誌面でもインパクトと明るさを感じられるよう、キャラクターの動きと色彩構成を中心に設計しました。登場キャラクターは『小学ポピー』を代表するキャラクター「テンテン」。テンテンが新年の空にやっこ凧をあげるシーンをメインビジュアルとして構成しています。テンテンの体は樹脂粘土で造形され、駆動式の関節構造により、手足のポージングや表情を自在に変えられる構造。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが得意とする「動きのある粘土人形造形」の好例となっています。背景の地面はスチロールをベースに芝パウダーを重ねて制作し、凧やスズメは形が明確に伝わるよう平面立体造形でデザイン。梅の花はドット状に配置しながらも、花弁の凹凸や陰影を丁寧に造形し、小さい誌面でも四季の情景が伝わる構成としました。
〈造形・素材の特徴〉
すべてのキャラクター・背景・小物を樹脂粘土・軽量粘土・スチロールボードなどを用いて手づくり。テンテンの服や凧の糸、梅の花びらなど、数ミリ単位の要素まで緻密に成形されています。また、「ひめくりドリル」のタイトル文字もカラフルな樹脂粘土で立体制作。書き順どおりに粘土を重ねて構成することで、学習教材としてのテーマ性をデザインの中に融合しています。誌面全体にリズムと立体感を与え、ページをめくる楽しさが自然に伝わるビジュアル構成になっています。
〈撮影・デザイン〉
撮影は背景に淡い黄色を採用し、テンテンのカラフルな粘土造形が最も映えるようにストロボ照明を配置。光を柔らかく反射させ、粘土特有のマットな質感を保ちながら陰影を加えることで、小サイズながらも奥行きを感じさせる紙面設計を実現しました。誌面デザインでは、テンテンの動きと凧の軌道をリズムとして構図に取り入れ、“新しい年を楽しく学び始める”というメッセージを感じさせる明るい配色としました。
〈制作範囲〉
・キャラクターデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)
・ビジュアルデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)
・立体造形(キャラクター・小物)
・照明
・撮影
・DTP編集
〈制作情報〉
・クライアント:株式会社新学社
・教材名:『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 1月号』
・登場キャラクター:テンテン
・制作年:2020年
・使用素材:樹脂粘土、軽量粘土、スチロールボード、芝パウダー、アクリルガッシュ
・撮影:スタジオ撮影(ストロボ照明・淡背景)
本作は、「クレイアート × 教材ビジュアル × 季節デザイン」をテーマに、小学1年生の子どもたちが“毎日1枚を楽しみにできる”ように構成された教育クレイアート作品です。テンテンの生き生きとした造形と、季節の象徴を取り入れた世界観が融合し、ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの立体造形・色彩演出・教育デザインの融合によって、小さな誌面に“手づくりの温もりと学びの喜び”を詰め込んだ教材ビジュアルとなりました。
- Client
- 株式会社新学社
- Year
- 2020
- Style
- Clay Art
