【クレイアート/ミニチュアジオラマ】<br>小学ポピー「1・2年生」2020年7月号 教材表紙デザイン制作

【クレイアート/ミニチュアジオラマ】
小学ポピー「1・2年生」2020年7月号 教材表紙デザイン制作

©︎Shingakusha Co., Ltd.

クレイアート × ミニチュアジオラマ × 海 × 夏休み × 教材表紙デザイン

小学ポピー『1・2年生』2020年7月号の表紙ビジュアルは、「夏もポピーでわくわく!どきどき!」をテーマに、夏の海を舞台にした爽やかで生命力あふれるミニチュアジオラマ作品です。じゅん、あみ、テンテン、はるのすけたちが海の中を泳ぎ、くじらやイルカ、熱帯魚たちと一緒に夏を満喫する様子を、
ウォルナッツ・クレイワークスタジオの空間構成力・色彩設計・物語性の融合表現によって立体的に描き出しています。

〈コンセプトと構成〉

テーマは“海の中の冒険と発見”。誌面全体をひとつの「海の世界」として構築し、見る人がそのまま海の中に入っていくような没入感を目指しました。中央には、圧倒的存在感を放つ大きなくじら。その周囲には、イルカ、マンボウ、クラゲ、カラフルな熱帯魚たちが舞い、ジオラマ全体が命の流れを感じさせる構成になっています。海底には、軽量粘土で制作した珊瑚や貝、海藻を丁寧に配置。それぞれ異なる形状と色味で表現することで、自然の多様性とリズム感を感じさせるデザインとなっています。

〈造形と素材の特徴〉

すべての海洋生物は樹脂粘土による手作業の立体造形。20mmほどの魚たちにも細かな模様をカッティングして貼り付けるなど、ミクロレベルの精度で制作しています。キャラクターたちのダイビングスーツや酸素タンクも樹脂粘土で造形。金属パーツやベルトの質感までリアルに再現し、“子どもが見ても本物に見える粘土の世界”を追求しました。

〈撮影・照明設計〉

撮影では、アクリルボードを用いて奥行きを演出。LEDのカラー常灯照明とストロボを組み合わせ、
遠近感と透明感のある海中光を表現しています。上部から差し込む白い光は、海面越しに見える太陽の光をイメージ。青を基調にしたトーン設計で、涼やかで広がりのある誌面構成になっています。構図・配色・造形・照明が一体化した空間演出により、ミニチュアながらもダイナミックなスケール感を実現しています。

〈探し絵〉

今月の探し絵は「はなまるコインを探そう!」。珊瑚や岩の影、魚の群れの中など、海のさまざまな場所に隠れています。親子で探しながら、「こんなところまで粘土でできているの?」と驚き、自然や生き物の名前を知るきっかけにもなるよう設計された表紙です。

〈担当範囲〉

・ビジュアルデザイン(イメージラフ/誌面レイアウト設計)
・キャラクター/小道具/背景の粘土造形
・照明
・撮影
・画像編集
・冊子DTPデザインまで一貫制作

〈制作情報〉

・制作年:2020年
・使用素材:樹脂粘土、軽量粘土、アクリルボード、アクリルガッシュ、LED照明、ストロボ光源
・セットサイズ:約W600 × H450mm
・撮影方法:アクリルボード+多層構造による海中演出
・照明設計:LED常灯+ストロボ+上方拡散光

本作は、「クレイアート × ミニチュアジオラマ × 海 × 夏休み」をテーマに、空間構成力・色彩設計・物語性が融合した“海の中の冒険”を描くクレイアート作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが手がける、夏らしい躍動感と透明感を備えた、手づくりの魅力あふれる教材表紙となっています。

Client
株式会社新学社
Year
2020
Style
Clay Art

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