【クレイアート/粘土立体イラスト】
小学ポピー「1・2年生」2020年2月号 教材表紙デザイン制作
©︎Shingakusha Co., Ltd.
クレイアート × ミニチュアジオラマ × バレーボール × 教材表紙
小学ポピー『1・2年生』2020年2月号の表紙ビジュアルを、クレイアート(粘土立体イラスト)で制作しました。2019年度シリーズ「2020東京オリンピックに向けて、スポーツを知ろう!」は“バレーボール”をテーマに構成。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが、企画・立体造形・照明・撮影・編集・DTPデザインまでを一貫して担当し、クレイアートの緻密な造形力と光の演出で、体育館の熱気と試合の瞬間をリアルに描き出しています。
〈テーマと構成〉
舞台は、ミニチュアサイズの体育館ジオラマ。赤チームと青チームに分かれたじゅん、あみ、テンテン、はるのすけたちが白熱した試合を繰り広げています。じゅんが強烈なアタックを放ち、あみがそれをスパイクで返す――まるで表紙から飛び出すような迫力ある構図で、キャラクターの動きと表情を通じて“スポーツの瞬発力”を伝えています。体育館は2階席や扉まで精密に再現され、試合の舞台を包み込むような臨場感のある構成となっています。
〈造形と素材表現〉
・バレーボールコートの床は木材を削り出して制作。彫刻刀で1本ずつ溝を彫り、フローリングの質感と重厚な木目を表現。
・ネット・支柱・審判台などの器具類はすべて樹脂粘土で手作業制作。ネットの網目も均一な太さで粘土を細く伸ばし、丁寧に編み合わせています。
・バレーボールやユニフォームもすべて樹脂粘土で制作し、質感や光沢をリアルに再現。
・体育館全体はスチロールボードと木材を組み合わせて構築し、観客席や照明設備まで立体的に再現しました。
ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの職人的な精度と、アナログ造形の温かみが融合した立体作品です。
〈照明と演出〉
照明は体育館の天井照明を想定し、白色LEDを高位置に配置。光がネット越しに落ちる陰影を活かすことで、試合中の緊張感と立体感を強調しています。フローリングの反射やキャラクターの影が、スポーツ特有のスピードと集中を感じさせる構成です。
〈探し絵の仕掛け〉
今月の探し絵テーマは「鬼の三兄弟(赤・黄・青)を探そう!」。よく見ると、審判席の足元やネットのポールの影に小さな鬼たちが隠れています。節分の季節に合わせて、遊びながら季節の行事を感じられる仕掛けになっており、子どもたちが観察力と好奇心を育む“探して学ぶ”教材表紙です。
〈制作範囲〉
・ビジュアルデザイン/構成設計
・体育館ジオラマセット造形
・バレーボール・ネット・器具・キャラクター造形
・照明・撮影・編集・DTPデザイン
〈制作情報〉
・クライアント:新学社(小学ポピー)
・対象:小学1・2年生 教材表紙ビジュアル
・ジオラマセットサイズ:B5表紙サイズ(H364 × W257mm)
・制作期間:約10日
・制作年:2020年
・使用素材:樹脂粘土、スチロールボード、軽量粘土、木材、アクリルガッシュ、LED照明
本作は、「クレイアート × ミニチュアジオラマ × バレーボール × 教材表紙」をテーマに、粘土造形によるリアルな質感と光の演出で、スポーツの躍動感とチームワークの魅力を伝える作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオの精密な手仕事が、学びと感動を両立させたクレイアートビジュアルに仕上げました。
- Client
- 株式会社新学社
- Year
- 2020
- Style
- Clay Art
