【クレイアート/ミニチュアジオラマ】<br>小学ポピー「1・2年生」2020年6月号 教材表紙デザイン制作

【クレイアート/ミニチュアジオラマ】
小学ポピー「1・2年生」2020年6月号 教材表紙デザイン制作

©︎Shingakusha Co., Ltd.

クレイアート × ミニチュアジオラマ × 梅雨 × カラフル傘 × 教材表紙デザイン

小学ポピー『1・2年生』2020年6月号の表紙ビジュアルは、梅雨の季節をテーマにした、カラフルで夢のあるミニチュアジオラマ作品です。キャッチコピーは「ポピーのちからで、どんどんのばそう!」。雨の季節でも明るく前向きに、子どもたちの成長と創造力を応援する世界観を、ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの空間構成力・色彩設計・物語性の融合表現で描き出しています。

〈コンセプトと構成〉

テーマは“ジャックの豆の木 × カラフルな傘 × 梅雨の空”。ジメジメとした梅雨を明るく彩るように、
地上から天へと伸びる巨大な豆の木が、傘の葉を生み出しながら雲の上まで伸びていく――そんな幻想的な構図で表現しています。大地はスチロールをベースに芝パウダーと土パウダーで構成。軽量粘土を歯ブラシで叩いて質感を出した山々が広がり、スポンジや爪楊枝を使って作った緑が立体的な奥行きを生み出しています。空の彼方には、樹脂粘土で制作した虹と太陽がかかり、誌面全体を包み込むような柔らかい光と色彩が印象的です。

〈キャラクターと演出〉

キャラクターたちは、それぞれの個性を生かした“浮遊のシーン”で登場。はるのすけは傘を広げて空を舞い、テンテンは雲の上に乗ってふわりと漂い、じゅんとあみは豆の木に掴まりながら空へと登っていきます。豆の木は、線状にした樹脂粘土をランダムに編み込み、実際の植物のような有機的な流れを再現。葉っぱも一枚ずつ手作業で取り付け、自然な伸びとリズム感をもつ立体構造に仕上げています。大迫力の“豆の木の傘”や、宙を舞うカラフルな傘もすべて樹脂粘土で制作。筆による彩色で、光沢と透明感を両立させ、まるで“雨に唄えば”のように軽やかで爽やかな世界を演出しています。

〈造形・撮影技法〉

キャラクターや傘、雲などの要素はすべて吊り撮影によって配置し、ミニチュアジオラマならではの“空間の浮遊感”を最大限に表現。照明は上方からの柔光と、虹や雲に反射する拡散光を組み合わせ、梅雨の曇り空に包まれた優しい光を再現しています。色彩設計では、青・緑・黄・ピンクといった明度の高いトーンを中心に配置し、雨の季節でも明るく楽しい印象を与える構成にしています。構図・配色・造形のすべてが“雨と成長”という物語に結びつくデザインです。

〈探し絵〉

今月の探し絵は「水玉兄弟」。水玉の頭をした小さなキャラクターたちが、傘の上や雲の間、豆の木の枝の中に隠れています。見つけるたびに雨音が聞こえてくるような、ユニークで親子で楽しめる探し絵構成になっています。

〈担当範囲〉

・ビジュアルデザイン(イメージラフ/誌面レイアウト設計)
・キャラクター/小道具/背景の粘土造形
・照明
・撮影
・画像編集
・冊子DTPデザインまで一貫制作

〈制作情報〉

・制作年:2020年
・使用素材:樹脂粘土、スチロール、軽量粘土、芝パウダー、土パウダー、スポンジ素材、アクリルガッシュ
・キャラクターサイズ:約H50mm
・セットサイズ:約W600 × H450mm
・撮影方法:吊り撮影(浮遊構成)
・照明設計:上方柔光+拡散光演出

本作は、「クレイアート × ミニチュアジオラマ × 梅雨 × 成長」をテーマに、カラフルな傘とジャックの豆の木の物語を融合させた、空間構成力・色彩設計・物語性が一体となった立体ビジュアルデザインです。
ウォルナッツ・クレイワークスタジオが手がける、雨の日を明るく照らすような、温かく創造的なクレイアート教材表紙となっています。

Client
株式会社新学社
Year
2020
Style
Clay Art

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