【クレイアート/粘土立体イラスト】
小学ポピー「1・2年生」2018年12月号 教材表紙デザイン制作
©︎Shingakusha Co., Ltd.
クレイアート × ミニチュア × ドールハウス × クリスマス × 教材表紙
小学ポピー『1・2年生』2018年12月号の表紙ビジュアルを、クレイアート(粘土立体イラスト)で制作しました。 2018年度シリーズ“やってみたいお仕事”の最終号テーマは「おもちゃ屋さん」。じゅんとあみたちがおもちゃ屋さんの店員となり、クリスマスを前に訪れる子どもたちを笑顔で迎える様子を描いた、夢いっぱいのミニチュアドールハウス作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオがビジュアルデザイン・立体造形・撮影・照明・編集・DTPデザインまでを一貫して担当。温かみのあるクレイアートの世界で、子どもたちの“ワクワクする気持ち”を表現しました。
〈テーマと構成〉
舞台は、クリスマスシーズンのおもちゃ屋さんの店内。店内はドールハウス構造で設計され、壁面いっぱいに棚が並び、テーブルやカウンターの上には100個以上のミニチュアおもちゃが所狭しと並べられています。積み木、ぬいぐるみ、ミニカー、人形、汽車、楽器、ロボット、ボードゲームなど、あらゆる種類のおもちゃを樹脂粘土・毛糸・紙・フェルトなど多様な素材で表現。背景には大きなクリスマスツリーを設置し、スポンジ素材で作ったもみの木に、ワーム(モール)で作ったリボンや、丸く成形した樹脂粘土にニスを塗って光沢を出したオーナメントを散りばめ、手作りのぬくもりと季節の高揚感を演出しています。壁や天井には、星・キャンディ・ベルなどを飾ったリースが吊るされ、カラフルな紙のプレゼント箱が並ぶ光景は、まるで本物のクリスマスマーケットのよう。子どもたちの「こんなおもちゃ屋さんに行ってみたい!」という夢をかき立てるデザインになっています。
〈ミニチュアおもちゃの造形〉
本作最大の特徴は、100点を超えるミニチュアおもちゃの造形です。
おもちゃ一つひとつが手のひらサイズ以下で、すべて手作業で制作されています。
・樹脂粘土: ミニカー、人形、ロボット、楽器、積み木、フードトイなど
・毛糸: ぬいぐるみ、ボール、帽子などの柔らかい素材表現
・紙・フェルト: プレゼント箱、パッケージ、看板、カード類など
彩色はアクリルガッシュで丁寧に塗り分け、マットな質感と光沢を組み合わせることで、“手で作ったリアルなおもちゃ感”を再現。積み重なったおもちゃたちが店内を彩り、見る人の目を引く賑やかなビジュアルになっています。
〈キャラクターと演出〉
じゅんとあみは店員として、笑顔でお客さん(子どもたち)を迎えます。あみはプレゼント用にラッピングをしており、じゅんは子どもにお気に入りのおもちゃを手渡すシーン。テンテンとはるのすけも棚の整理や商品陳列を手伝っており、それぞれのキャラクター性と役割を通して“お仕事ごっこ”の楽しさを伝えます。照明は暖色のクリスマスライトで、ツリーの輝きが反射するように配置。柔らかな影が落ちることで、温もりと立体感を感じる幻想的な店内演出になっています。
〈探し絵の仕掛け〉
今回の探し絵テーマは「雪だるまを探そう」。おもちゃで埋め尽くされた店内の中に、小さな雪だるまがいくつも隠れています。ブロックの間やツリーの陰、棚の隅など、さまざまな場所に潜む雪だるまを探すことで、「見て楽しむ」+「探して発見する」二重の楽しさを体験できる構成になっています。さらに、雪だるまの素材も粘土で制作され、表情や帽子のデザインまで一体ずつ異なる遊び心を加えています。
〈撮影環境と演出〉
撮影は、温かい暖色の光が店内を包み込むようなトップライトと斜光で演出。背景のツリーの光がぼんやりと映り込み、ミニチュアながら本物の店舗空間のような奥行きを生み出しています。おもちゃの表面の質感や細部まで光が回るよう、多方向からのレフ配置を調整し、 立体的で夢のある1枚に仕上げました。
〈制作範囲〉
・ビジュアルデザイン/構成設計
・ミニチュアおもちゃ造形(約100点)
・ドールハウス店舗制作
・照明・撮影・編集
・DTPデザイン
〈制作情報〉
・クライアント:新学社(小学ポピー)
・対象:小学1・2年生 教材表紙ビジュアル
・ジオラマセットサイズ:B5表紙サイズ(H364 × W257mm)
・制作期間:約12日
・制作年:2018年
・使用素材:樹脂粘土、毛糸、紙、フェルト、スポンジ、モール、ニス、LED照明
本作は、「クレイアート × ミニチュア × ドールハウス × クリスマス × 教材表紙」をテーマに、100点を超えるミニチュアおもちゃと手作り装飾で構成された、“夢とあたたかさが詰まったおもちゃ屋さん”のクレイアート作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオの細密な造形技術と照明演出により、子どもたちがページをめくる瞬間に“ワクワクする気持ち”が広がる、心躍る一枚となりました。
- Client
- 株式会社新学社
- Year
- 2018
- Style
- Clay Art
