【クレイアート/粘土立体イラスト】<br>『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう2月号』

【クレイアート/粘土立体イラスト】
『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう2月号』

クレイアート × 立体イラスト × 教材デザイン × 季節ビジュアル

株式会社新学社さま発行の小学1年生向け教材『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 2月号』の表紙・ビジュアルデザインを制作しました。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが企画デザインから立体造形、撮影、照明、DTP制作まで一貫して担当。“1日1枚のドリルを通して、毎日小さな季節を感じる”をテーマに、節分をモチーフとした温かく楽しいクレイアートビジュアルを構成しています。

〈テーマと構成〉

2月号のテーマは「節分」。テンテンが鬼のお面をかぶり、鬼の子どもたちと一緒に豆まきを楽しむ様子をメインビジュアルとして制作しました。通常は「豆を投げられる側」である鬼の子どもたちが、テンテンの優しさに誘われ、「鬼は外、福はうち!」と笑顔で豆をまく——。
その微笑ましいワンシーンを、小さな誌面の中で生き生きと描いています。笑顔のテンテンのポーズは、足や手を上げながら「うわぁ、参った!」というような表情で、可愛らしさと優しさを感じさせる仕草にデザイン。駆動式構造により、手の指差しポーズを差し替えながら表情を変化させられる粘土人形となっており、ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの“動きを感じる立体造形”の一例です。赤鬼と緑鬼の子どもたちは樹脂粘土で制作。虎のパンツは粘土カッターでギザギザの模様を入れ、毛並みはアクリルガッシュで手描き表現。小さな体ながら、表情豊かで愛嬌のあるキャラクター造形に仕上げました。テンテンのかぶる鬼のお面は平面立体構造で制作し、素材感や厚みの違いで“お面をかぶっている”と直感的に伝わる造形になっています。

〈造形・素材の特徴〉

キャラクターや小物はすべて樹脂粘土、バルサ材、軽量粘土、アクリルガッシュで制作。豆が入った枡はバルサ材を組み木仕様で構成し、木目を筆で描き込むことでリアルな質感を再現。豆まき用の豆も一粒ずつ樹脂粘土で成形し、キャラクターがディフォルメである一方、豆をリアルに造形することでコミカルさとリアリティの対比を生み出しています。このような緻密な造形バランスにより、「教育教材としてのわかりやすさ」と「アート作品としての完成度」を同時に成立させています。

〈撮影・デザイン〉

撮影はストロボ照明を使用し、明るく軽やかな光で粘土の立体感を引き出しました。背景は淡い桃色〜クリーム色のグラデーションで統一し、節分の暖かい雰囲気を演出。誌面全体にテンテンの優しさと、季節のやわらかな空気感が漂う構成としています。また、「ひめくりドリル」シリーズ全体の紙面デザインは淡い薄黄色で統一。読者が表紙を見た瞬間に“ひめくりドリルだ!”と認識できるよう、シリーズ共通のトーン設計を採用しています。豆の軌道やキャラクターの動きを利用したレイアウトにより、“紙面から楽しさが飛び出す”リズム感ある構図を実現しています。

〈制作範囲〉

・キャラクターデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)
・ビジュアルデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)
・立体造形(キャラクター・小物)
・照明
・撮影
・DTP編集

〈制作情報〉

・クライアント:株式会社新学社
・教材名:『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 2月号』
・登場キャラクター:テンテン
・制作年:2020年
・使用素材:樹脂粘土、軽量粘土、バルサ材、アクリルガッシュ
・撮影:スタジオ撮影(ストロボ照明)

本作は、「クレイアート × 教材ビジュアル × 節分」をテーマに、テンテンと鬼の子どもたちの交流を通して“優しさと学び”を描いた教育クレイアート作品です。ディフォルメ造形とリアル質感の対比によって、温かくユーモラスな世界観を演出。ウォルナッツ・クレイワークスタジオの立体造形力・教育デザイン・撮影演出が融合した、季節教材ビジュアルとしての完成度の高い1枚となっています。

Client
株式会社新学社
Year
2020
Style
Clay Art

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