【クレイアート/粘土立体イラスト】<br>小学ポピー「1・2年生」2018年5月号 教材表紙デザイン制作

【クレイアート/粘土立体イラスト】
小学ポピー「1・2年生」2018年5月号 教材表紙デザイン制作

©︎Shingakusha Co., Ltd.

クレイアート × 教材表紙 × どうぶつえん × 飼育員さん × ミニチュアジオラマ

小学ポピー『1・2年生』2018年5月号の表紙ビジュアルを、クレイアート(粘土立体イラスト)で制作しました。2018年度シリーズのテーマ“やってみたいお仕事”の第2弾は、「どうぶつえんの飼育員さん」。
じゅんとあみが飼育員の服を着て、ゾウ、キリン、パンダ、ライオンなどの動物たちと触れ合いながらお世話をしている様子を、ミニチュアジオラマで立体的に表現しています。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが企画・ビジュアルデザイン・立体造形・照明・撮影・編集・DTPデザインまでを一貫して担当。子どもたちが「動物を育てるって楽しそう!」と感じられる、学びと夢を融合させた教育ビジュアルです。

〈テーマと構成〉

5月号は“どうぶつえんの飼育員さん”をテーマに、動物たちが暮らす園内を再現した立体構成です。広いジオラマの中では、ゾウ、キリン、ライオン、パンダ、ペンギン、フラミンゴなど、人気の動物たちがのびのびと暮らしています。じゅんとあみは飼育員の制服姿で、えさをあげたり掃除をしたりと、動物たちとのふれあいを楽しんでいます。表紙全体が「動物たちのにぎやかな一日」を描くストーリーになっており、見ているだけで心が温まるデザインです。また、誌面には「はなまるコイン」が隠されており、それを探す“探し絵”の要素も加えました。見る・探す・学ぶの三拍子で構成された、教材としての発見性と遊びのバランスを重視した表紙ビジュアルです。

〈造形・演出のこだわり〉

登場する動物たちはすべて樹脂粘土によるフルハンドメイド造形。キリンの模様は、粘土を薄く伸ばしてカットし、毛並みの模様を1枚ずつ貼り込むという緻密な手法で再現。ゾウやライオンのしわ、パンダの親子の造形など、動物ごとの質感を細部まで造形しています。フラミンゴの石垣や白くま・ペンギンが暮らす氷山も樹脂粘土で成形し、質感と陰影のリアルさを重視。水辺部分はジェルメディウムにアクリルガッシュを混ぜて色を調整し、透明感と深みのある水表現を実現しました。地面には芝パウダーと土パウダーを使用し、立体的な園内の地表を表現。柵はスチロールボードと木材を組み合わせ、動物たちのエリアをリアルに区分しています。園内の木々はスポンジ素材で手作業制作し、枝葉を重ねて自然なボリューム感を演出。さらに、パンダの笹や竹、キリンのごはん用のミニチュアりんごもすべて樹脂粘土による精密造形で制作しました。素材と技法を自在に組み合わせた“ミニチュア動物園”として、粘土造形の幅広い表現力を発揮しています。

〈撮影環境と演出〉

照明は、屋外の自然光をイメージした高演色LEDライトを使用。キリンの高い位置やゾウの影など、立体的な空間を感じられるよう、光の角度と影の方向を計算して配置しています。背景には青空と木々の緑を重ね、*「生命の息づかい」と「優しい空気感」を同時に表現。動物たちの瞳や金属の柵の反射に微妙な光を乗せることで、リアルとファンタジーの中間的な世界観を演出しました。

〈制作範囲〉

・企画構成
・ビジュアルデザイン
・粘土による立体造形(動物・背景・小物・植物)
・照明・撮影・画像編集
・DTPデザインまで一貫制作

〈制作情報〉

・クライアント:新学社(小学ポピー)
・対象:小学1・2年生 教材表紙ビジュアル
・ジオラマセットサイズ:B5表紙サイズ(H364 × W257mm)
・制作期間:約7日
・制作年:2018年
・使用素材:樹脂粘土、スチロールボード、木材、ジェルメディウム、アクリルガッシュ、芝パウダー、土パウダー、スポンジ素材

本作は、「クレイアート × 教材表紙 × どうぶつえん × 飼育員さん × 探し絵」をテーマに、動物たちの命の温もりと“お世話する喜び”を子どもたちに伝える立体イラスト作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの粘土造形技術と教育的ストーリーデザインによって、“見る・探す・学ぶ”を一度に楽しめる、活気と優しさに満ちたクレイアート作品となりました。

Client
株式会社新学社
Year
2018
Style
Clay Art

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