【クレイアート/粘土立体イラスト】<br>小学ポピー「1・2年生」2022年3月号 教材表紙デザイン制作

【クレイアート/粘土立体イラスト】
小学ポピー「1・2年生」2022年3月号 教材表紙デザイン制作

クレイアート × ミニチュアジオラマ × 教材表紙 × デコスイーツ × 粘土細工 × 昔話

グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』をモチーフに、2人が森の中で出会う“お菓子の家”のシーンを立体的に表現したクレイアート作品です。誌面全体に広がるミニチュアスイーツはすべて手作業で制作。ドーナッツやソフトクリーム、カップケーキなど、ウォルナッツ・クレイワークスタジオが得意とするデコスイーツ技法を活かし、見ているだけで甘い香りが漂ってくるような世界を構築しました。

〈コンセプトと演出テーマ〉

テーマは「夢とごほうびの森」。お腹をすかせたヘンゼルとグレーテルがたどり着いたのは、壁も屋根もドアもすべてお菓子でできた“夢の家”。2人が嬉しそうに家を食べていく、ファンタジックで幸せな瞬間をメインビジュアルにしました。誌面全体を覆うカラフルなスイーツが、春の訪れを感じさせる明るい色調でまとめられています。

〈造形と素材表現〉

家とスイーツのすべてを粘土で再現した、ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの緻密な立体構成です。
・家の柱:樹脂粘土で制作したキャンディを一本一本巻きつけて造形。
・壁:軽量粘土でクッキーのような質感を再現。
・ドア:チョコレートをイメージし、アクリルガッシュの濃茶で塗装後、ツヤ出しニスで仕上げ。
・丸窓:ドーナッツ造形を応用して成形し、アイシング部分を着色。
・屋根:樹脂粘土製のロールケーキを配置し、ヘンゼルがかじる姿を造形。
・窓辺:グレーテルがキャンディを手にして食べている様子を再現。
魔女の造形にもこだわり、くるくると巻かれた髪は1本ずつ細い粘土を束ねて貼り付け、繊細な立体感を表現。キャラクターたちは全て樹脂粘土によるハンドメイドで、衣装のしわや表情の細部にまで彫り込みを加えています。家の建つ地面はジオラマ用の芝テクスチャで構成。土台にはスチロールを使用し、スイーツのカラフルさを引き立てる自然な芝地として仕上げています。誌面を彩る無数のスイーツは、樹脂粘土を使ったミニチュアスイーツ造形。ドーナッツ、ソフトクリーム、マカロン、キャンディ、チョコレートバーなどを一つひとつ造形し、絞りクリームのような立体感を出すために、デコスイーツ専用のシリコンツールを使用しています。

〈色彩設計と照明演出〉

全体は春らしいパステルカラーで統一。ピンク・ミントグリーン・クリームイエロー・ホワイトの4色を基調とし、見て楽しい“スイートワールド”を演出しています。撮影では、立体感と透明感を両立するためにストロボ撮影+天井からのLED照明を併用。ドーナッツのアイシングやチョコレートの艶がきらめくように、素材ごとに反射の方向を調整しています。柔らかい光がスイーツ全体を包み込み、誌面に“おいしさと夢の輝き”を添えています。

〈探し絵と教育的要素〉

探し絵のモチーフは“はなまるコイン”。カップケーキの影やキャンディの中、ドーナッツの穴の中など、スイーツの中に隠れています。親子で一緒に探すことで、観察力と集中力を楽しく育む構成に。作品全体が“発見とごほうび”のモチーフとして、子どもたちの好奇心を刺激します。

〈担当範囲〉

・ビジュアルデザイン(イメージラフ/誌面レイアウト設計)
・キャラクター/小道具/背景の粘土造形
・照明
・撮影
・画像編集
・冊子DTPデザインまで一貫制作

〈制作情報〉

・制作年:2022年
・使用素材:樹脂粘土、軽量粘土、スチロール、ジオラマ用芝テクスチャ、土パウダー、アクリルガッシュ、艶出しニス
・キャラクターサイズ:約H70mm
・ジオラマセットサイズ:約W550 × H400mm
・撮影構成:ストロボ+LED照明併用(トップライト+前面光)

本作は、「クレイアート × デコスイーツ × ミニチュアジオラマ × 教材デザイン」をテーマに、夢と空想が広がる“お菓子の家”を立体的に再現したクレイイラストレーション作品。ウォルナッツ・クレイワークスタジオの緻密な造形力と色彩感覚によって、子どもたちが“見る・探す・感じる”三つの楽しさを味わえる、絵本のような世界観に仕上がっています。

Client
株式会社新学社
Year
2022
Style
Clay Art

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