【クレイアート/粘土立体イラスト】<br>『ポピっこ あおどり 〜もじ・かず・ことば〜 ドリるん』教材表紙(筆箱)

【クレイアート/粘土立体イラスト】
『ポピっこ あおどり 〜もじ・かず・ことば〜 ドリるん』教材表紙(筆箱)

クレイアート × ミニチュアアート × 教材デザイン × 入学準備ビジュアル

株式会社新学社さま発行の幼児向け入学準備教材『ポピっこ あおどり 〜もじ・かず・ことば〜 ドリるん』の表紙ビジュアルを制作しました。
ウォルナッツ・クレイワークスタジオがビジュアルデザイン(イメージラフ・レイアウト)から立体造形、撮影、照明、DTP制作までを一貫して担当。本作では“筆箱(ふでばこ)”をテーマに、ふたを開けた瞬間に文房具たちが元気よく飛び出してくる、宝箱のようなワクワク感あふれるクレイアートビジュアルです。

〈テーマと構成〉

本作のテーマは「筆箱と学びのワクワク」。幼児が小学校生活を想像するときに心躍る“自分だけの道具箱”を、机の上に置かれた筆箱と飛び出すミニチュア文房具で表現しました。画面中央にはふたが開いた筆箱を大きく配置し、その中から鉛筆や消しゴム、ペン、定規、はさみなどの道具が躍るように飛び出す構成としました。内側には小学校の時間割を貼り込み、ペンで実際に時間割を書き込むことで、“もうすぐ始まる学校生活”を自然にイメージできる世界観をつくっています。筆箱を開ける瞬間のドキドキと、学びの楽しさを同時に感じられるレイアウトです。

〈造形・素材の特徴〉

筆箱本体はスチロールボードを使用し、設計図どおりにカッターでカットして木工ボンドで組み立てています。ふたの湾曲した部分は、ボードに縦方向の細かな切り込みを無数に入れることで自由に曲げられるようにし、通常は平面的な素材を“立体的にカーブさせる”テクニックで造形。子どもたちに人気の、磁石でパチンと閉まるタイプの筆箱をモチーフにしており、磁石部分はアクリルガッシュで金属的な銀色に塗装した上で艶出しニスを塗り、さらに凹凸をつけてリアルな質感を再現しています。筆箱の中に収められた文房具は、消しゴム・鉛筆・ペン・定規・はさみなど、すべて樹脂粘土で制作。消しゴムは中身の本体を樹脂粘土で造形し、外側の紙スリーブは本物同様に紙を巻き付けて模様を描き込むことで、素材の違いによる質感のコントラストを生んでいます。筆箱から元気よく飛び出しているミニチュア文房具もすべて手づくりの樹脂粘土製で、角度や向きを一つずつ調整することで、“開けた瞬間に宝箱をひらいたような喜び”を立体的に表現しています。

〈撮影・デザイン〉

撮影では、文房具の形と色がくっきりと伝わるようストロボ照明を使用し、立体造形の陰影が自然に浮かび上がるライティングを設計しました。飛び出している文房具パーツは透明な糸で吊り、吊り撮影によって宙に舞う動きを演出。筆箱の中と外の文房具に明暗差をつけることで、画面に奥行きとリズムを持たせています。誌面デザインでは、シリーズ共通のベースカラーに合わせつつ、文房具のカラフルな色彩が映えるようにレイアウトを調整。筆箱の開く方向や文房具の飛び出すラインが、自然と視線をタイトルロゴやキャラクター周りへ導くように構成しています。

〈制作範囲〉

・企画構成
・ビジュアルデザイン
・粘土による立体造形(キャラクター/小道具/背景)
・照明・撮影・画像編集
・DTPデザインまで一貫制作

〈制作情報〉

・クライアント:株式会社新学社
・
教材名:『ポピっこ あおどり 〜もじ・かず・ことば〜 ドリるん』教材表紙(筆箱)

・制作年:2021年

・ジオラマセットサイズ:H200mm × W200mm
・
制作期間:各号 約5日
・
使用素材:スチロールボード、樹脂粘土、紙、木工ボンド、アクリルガッシュ、艶出しニス

本作は、「クレイアート × 文房具 × 入学準備ビジュアル」をテーマに、
筆箱を開いた瞬間の高揚感と、“自分の道具を持つよろこび”をミニチュア造形で表現した教材表紙です。スチロールボードによる精密な筆箱造形と、樹脂粘土で作られたミニチュア文房具のディテールが融合し、幼児が小学校生活への期待をふくらませながら学べる、入学準備教材ならではのクレイアートビジュアルとなっています。

Client
株式会社新学社
Year
2021
Style
Clay Art

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