【クレイアート/粘土立体イラスト】
小学ポピー「1・2年生」2019年8月号 教材表紙デザイン制作
©︎Shingakusha Co., Ltd.
クレイアート × ミニチュアジオラマ × サーフィン・セーリング × 教材表紙
小学ポピー『1・2年生』2019年8月号の表紙ビジュアルを、クレイアート(粘土立体イラスト)で制作しました。2019年度の年間テーマ「2020東京オリンピックに向けて、スポーツを知ろう!」の夏編として、“サーフィン”と“セーリング”の2競技を題材に、海の爽快感とスピード感を立体的に表現。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが、企画デザインから立体造形・照明・撮影・編集・DTPデザインまでを一貫して担当。クレイアートならではの手作業の温もりで、子どもたちが海とスポーツを楽しむ世界を描きました。
〈テーマと構成〉
舞台は、夏の海を再現したミニチュアジオラマ。大きなチューブ状の波の中で、あみたちキャラクターがサーフィンやセーリングを楽しむ姿を、迫力のある構図で立体的に表現しています。
波の内側には100匹を超えるカラフルな魚たちが泳ぎ、誌面全体が「動き」と「楽しさ」で溢れるデザインに。遠くの海岸にはダイヤモンドヘッドを思わせる岩山がそびえ、夏の入道雲と太陽が広がる空が、海のスケール感と季節感を一層引き立てています。
〈造形と素材表現〉
波のチューブ部分はすべて樹脂粘土で造形。滑らかな水面の質感と流れるような波のラインを粘土カッターで削り出し、動きを表現。白波部分は爪楊枝で粘土を掻き出すように成形し、自然な泡立ちと光の反射を再現。サーフボード・ヨットも樹脂粘土で制作し、軽量粘土で形成した水しぶきがボードの動きに合わせて形づけられています。魚たちは100匹以上を個別に手作業で造形し、異なる色と形で海の多様性を表現。これらすべてを組み合わせ、遠近感のある立体構成と透明感のある海の世界を作り上げました。アナログ撮影による“水と光の表現”が本作の最大の見どころです。
〈照明と演出〉
照明は青系のLEDライトを主体にしつつ、太陽光をイメージした暖色ライトを波の上部に配置。
波の内側から透ける光が魚たちを照らし、海中のきらめきを演出しています。空の入道雲や太陽には逆光気味の照明を当て、夏の強い日差しを感じさせる構成に仕上げました。
〈探し絵の仕掛け〉
今月の探し絵テーマは「タコの子どもたちを探そう!」。誌面を埋め尽くすほどの魚たちの中に、親だこが子どもを探しているというユニークな設定。波の中やボードの陰など、あらゆる場所に小さなタコたちが隠れています。“探して見つける楽しさ”と“海の生き物の多様性”を一度に感じられる、遊び心満点の表紙ビジュアルです。
〈制作範囲〉
・ビジュアルデザイン/構成設計
・波・海・背景ジオラマ造形
・サーフボード・ヨット・魚造形
・照明・撮影・編集・DTPデザイン
〈制作情報〉
・クライアント:新学社(小学ポピー)
・対象:小学1・2年生 教材表紙ビジュアル
・ジオラマセットサイズ:B5表紙サイズ(H364 × W257mm)
・制作期間:約10日
・制作年:2019年
・使用素材:樹脂粘土、軽量粘土、スチロールボード、アクリルガッシュ、LED照明
本作は、「クレイアート × ミニチュアジオラマ × サーフィン・セーリング × 教材表紙」をテーマに、海の開放感と新競技の魅力を粘土造形で生き生きと表現したクレイアート作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオの繊細な造形技術と光演出によって、“波と光が交差する夏の一瞬”をリアルに切り取り、見る人に爽やかなインスピレーションを届けます。
- Client
- 株式会社新学社
- Year
- 2019
- Style
- Clay Art
