【クレイアート/粘土立体イラスト】
小学ポピー「1・2年生」2019年7月号 教材表紙デザイン制作
©︎Shingakusha Co., Ltd.
クレイアート × ミニチュアジオラマ × 野球 × 教材表紙
小学ポピー『1・2年生』2019年7月号の表紙ビジュアルを、クレイアート(粘土立体イラスト)で制作しました。年間テーマ「2020東京オリンピックに向けて、スポーツを知ろう!」シリーズの一環として、7月号では“野球”を題材にしたダイナミックなジオラマ構成を展開。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが、企画デザイン・造形・照明・撮影・編集・DTPデザインまでを一貫して担当し、夏らしい爽快感とスポーツの熱気を立体的に表現しています。
〈テーマと構成〉
舞台は、ミニチュアサイズの野球グラウンド。キャラクターたちは赤と青のユニフォームに分かれ、白熱の試合を繰り広げます。レンズの湾曲をイメージした“騙し絵的遠近構成”によって、限られた誌面の中に広がりのあるスタジアム空間を再現。ピッチャー、キャッチャー、バッター、外野手など、それぞれの動きやポーズを緻密に造形し、“一瞬を切り取ったような臨場感”を生み出しています。スタンドには約100人の観客キャラクターを配置し、歓声と熱気が伝わるような構成で、誌面全体を「真夏の野球大会」のようなエネルギーで包み込みました。
〈造形と素材表現〉
・グラウンドの芝生はジオラマ用芝素材を使用し、エッジ部分は手作業でカットして奥行きを演出。
・ベースやラインは樹脂粘土とスチロールボードを組み合わせ、立体的なラインを正確に再現。
・バックスクリーンには得点表示や照明をクラフト素材で制作し、スコア数字はパネルに手描きで仕上げるなど、細部までアナログ感を重視。
・キャラクター造形では、ヘルメット・バット・ボール・キャッチャー防具・帽子・ベルトなどすべてを樹脂粘土で精密に制作。
各キャラクターの動きや目線の方向も丁寧に設計し、リアルな試合シーンを再現しています。
〈照明と演出〉
夏の日差しを感じさせる強めの白色LEDを使用。グラウンドの影を斜めに落とすことで、午後の日差しを表現しています。バックスクリーンの照明には黄色の補助光を加え、奥行きとスタジアム特有の高揚感を演出。キャラクターの動きを強調するハイライト処理により、“真夏の野球”の勢いと爽快感を視覚的に引き出しています。
〈探し絵の仕掛け〉
今月の探し絵テーマは「おにぎり・バナナ・あめを探そう!」。スタンドの中やグラウンドの片隅に、それぞれがユーモラスに隠れています。観客の中に紛れた小さなアイテムを見つける楽しさがあり、親子で一緒に探しながら楽しめる構成です。スタンドには100人以上のキャラクターを配置し、にぎやかで賑わいのある“学びと遊びの融合”を感じられる表紙ビジュアルになっています。
〈制作範囲〉
・ビジュアルデザイン/構成設計
・野球グラウンドジオラマ造形
・バックスクリーン・照明演出制作
・キャラクター造形(ユニフォーム・防具・小物)
・照明・撮影・編集・DTPデザイン
〈制作情報〉
・クライアント:新学社(小学ポピー)
・対象:小学1・2年生 教材表紙ビジュアル
・ジオラマセットサイズ:B5表紙サイズ(H364 × W257mm)
・制作期間:約10日
・制作年:2019年
・使用素材:樹脂粘土、スチロールボード、ジオラマ芝素材、軽量粘土、アクリルガッシュ、LED照明
本作は、「クレイアート × ミニチュアジオラマ × 野球 × 教材表紙」をテーマに、スポーツの迫力と夏の爽やかさを融合させたクレイアート作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの精密造形と構図設計により、“動きと熱気が伝わる表紙ビジュアル”として、子どもたちの好奇心と学びを刺激します。
- Client
- 株式会社新学社
- Year
- 2019
- Style
- Clay Art
