【クレイアート/粘土立体イラスト】<br>『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう10月号』

【クレイアート/粘土立体イラスト】
『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう10月号』

クレイアート × ミニチュアジオラマ × 教材デザイン × 季節ビジュアル

株式会社新学社さま発行の小学1年生向け教材『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 10月号』の表紙ビジュアルを制作しました。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが企画デザインから立体造形、撮影、照明、DTP制作までを一貫して担当。10月号では“実りの秋”をテーマに、テンテンとリスの兄弟がきのこの山できのこ狩りを楽しむ、秋らしい温かみのあるクレイアートビジュアルです。

〈テーマと構成〉

10月号のテーマは「実りの秋」。テンテンとリスの兄弟が森の丘でたくさんのきのこを見つけて喜ぶ、楽しい秋のひとときをメインビジュアルに構成しました。丘の上には色とりどりのきのこが生え、テンテンが木箱いっぱいのきのこを受け取って笑顔を見せる様子を中心にレイアウト。秋の森の豊かさと、仲間との交流を感じられる世界観を表現しています。

〈造形・素材の特徴〉

背景の丘は、スチロールボードを重ねてモデル化し、表面を石膏粘土でコーティング。その上からミニチュアジオラマ用の芝パウダーを吹き付けて、自然な起伏と柔らかい地面の質感を再現しています。丘の向こうに広がる木々は、スポンジ素材で葉の部分を表現し、幹には爪楊枝を使用。アクリルガッシュで丁寧に彩色して、奥行き感のある秋の森を構築しています。丘に生えるきのこはすべて樹脂粘土で制作。
黄色・赤・青などカラフルな配色で、子どもたちがイメージする“きのこのアイコン”をそのまま立体化しました。傘の模様は、丸く伸ばした樹脂粘土をランダムに貼り付けて制作し、一つひとつ異なる表情を持たせています。テンテンが手にしている木箱は、ベニヤ板をカッターでカットし、木工ボンドで組み立てて制作。中に入っている10mmほどの小さなきのこも樹脂粘土でひとつずつ手づくりされています。リスの兄弟たちは20mmほどのサイズで造形されており、体の縞模様は薄く伸ばした樹脂粘土をピンセットで貼り付けるという、極めて繊細な手法で仕上げられています。小さな身体の動きやしっぽのカーブにも自然な流れを持たせ、仲良くきのこ狩りを楽しむ可愛らしい姿を表現しています。

〈撮影・デザイン〉

撮影では、秋の柔らかい陽光をイメージしたストロボ照明を使用し、丘の芝やきのこの色彩を鮮やかに引き立てました。背景の遠景には少しぼかしを入れ、手前のテンテンとリスをくっきりと浮かび上がらせることで、立体感と季節感の両立を実現しています。誌面デザインはシリーズ共通の薄黄色を基調に、オレンジやブラウンなど秋色の差し色を加え、“あたたかい秋の日の学び”を感じさせるレイアウトに仕上げています。

〈制作範囲〉

・キャラクターデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)
・ビジュアルデザイン(イメージラフ・レイアウト設計)
・立体造形(キャラクター・小物)
・照明
・撮影
・DTP編集

〈制作情報〉

・クライアント:株式会社新学社

・教材名:『小学ポピー 1にち1まい ひめくりドリル/こくご・さんすう 10月号』

・登場キャラクター:テンテン、リスの兄弟

・制作年:2020年
使用素材:樹脂粘土、石膏粘土、スチロールボード、スポンジ、ベニヤ板、アクリルガッシュ、芝パウダー

・撮影:スタジオ撮影(ストロボ照明)

本作は、「クレイアート × 実りの秋 × 教材ビジュアル」をテーマに、
テンテンとリスの兄弟が自然の恵みを分かち合う温かいシーンを描いたクレイアート作品です。
石膏粘土や芝パウダーによるリアルな地形表現と、極小サイズの粘土造形による繊細なきのこやリスのディテールが融合。
“学びの中で季節を感じる”を大切に、秋の豊かさとやさしさを立体的に伝える教材ビジュアルとして仕上げました。

Client
株式会社新学社
Year
2020
Style
Clay Art

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