【クレイアート/粘土立体イラスト】
小学ポピー「1・2年生」2019年10月号 教材表紙デザイン制作
©︎Shingakusha Co., Ltd.
クレイアート × ミニチュアジオラマ × 都市造形 × マラソン × 教材表紙
小学ポピー『1・2年生』2019年10月号の表紙ビジュアルを、クレイアート(粘土立体イラスト)で制作しました。2019年度シリーズ「2020東京オリンピックに向けて、スポーツを知ろう!」の第6弾として、今月号は“マラソン”をテーマに構成。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが、都市ジオラマの設計から立体造形・照明・撮影・編集・DTPデザインまでを一貫して担当し、「東京の街を走るマラソン大会」を1/160スケールのミニチュア世界として立体的に再現しました。
〈テーマと構成〉
舞台は、東京の街並みを再現したミニチュアジオラマ。道路を中心に、ビル群・商店街・公園などが立ち並ぶ都市空間を立体的に構成。 その中を、200人以上のカラフルなランナーたちが駆け抜ける、圧倒的なスケール感のある表紙ビジュアルとなっています。俯瞰構図によって街全体の広がりを感じさせつつ、ランナーの表情やポーズも丁寧に造形。見た瞬間に“わっ!”と驚くような密度と動きのある紙面デザインを目指しました。
〈造形と素材表現〉
・建物や道路はすべてスチロールボードで制作。窓やドアの一つひとつにカッターで切り込みを入れ、奥行きを持たせた立体的な造形に。
・街路樹や緑地帯にはジオラマ用素材を使用し、都市空間の中にも自然のやさしさを感じる構成に仕上げました。
・ランナーたちは樹脂粘土で1体ずつ手作業で制作し、ユニフォームの色や走り方に個性を持たせています。
・道路の標識・横断歩道・看板なども手描きで仕上げ、1/160スケールながら圧倒的な情報量を持つ都市ジオラマに構築。
これらの要素が組み合わさることで、都市のリアルさとマラソンのエネルギーが融合した立体イラストとなっています。
〈照明と演出〉
照明は太陽光を意識した暖色系のLEDを使用し、建物の影を長めに落とすことで“秋の東京”を感じさせる柔らかな光を演出。ランナーたちの身体に自然光が反射するような角度で撮影し、時間の流れと空気感を表現しました。ビルの谷間に差し込む光が、マラソンの“努力と達成”を象徴するような印象的な構成になっています。
〈探し絵の仕掛け〉
今月の探し絵テーマは「キャラクターたちを探そう!」。じゅん、あみ、テンテン、はるのすけの4人が、200人のランナーの中に紛れています。都市の雑踏の中で彼らを探し出すという、少し難易度の高い探し絵になっており、子どもたちが集中力と観察力を自然に育む構成となっています。
〈制作範囲〉
・ビジュアルデザイン/構成設計
・都市ジオラマ(ビル・道路・街並み)造形
・ランナーキャラクター造形(約200体)
・照明・撮影・編集・DTPデザイン
〈制作情報〉
・クライアント:新学社(小学ポピー)
・対象:小学1・2年生 教材表紙ビジュアル
・ジオラマセットサイズ:B5表紙サイズ(H364 × W257mm)
・制作期間:約10日
・制作年:2019年
・使用素材:樹脂粘土、スチロールボード、軽量粘土、ジオラマ用芝素材、アクリルガッシュ、LED照明
本作は、「クレイアート × ミニチュアジオラマ × 都市造形 × マラソン × 教材表紙」をテーマに、“東京の街を駆け抜けるマラソン大会”をクレイアートで精密に再現した立体イラスト作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの繊細な造形技術と構図設計により、 都市のスケール感とランナーたちの躍動感を両立。見る人に活力と爽快さを届ける、教育出版のためのクレイアートビジュアルです。
- Client
- 株式会社新学社
- Year
- 2019
- Style
- Clay Art
