【クレイアート/粘土立体イラスト】
小学ポピー「1・2年生」2018年7月号 教材表紙デザイン制作
©︎Shingakusha Co., Ltd.
クレイアート × 教材表紙 × ミニチュアスイーツ × ケーキ屋さん × ドールハウス
小学ポピー『1・2年生』2018年7月号の表紙ビジュアルを、クレイアート(粘土立体イラスト)で制作しました。2018年度シリーズ“やってみたいお仕事”の第4弾は、「ケーキ屋さん(パティシエ)」。じゅんとあみ、テンテン、はるのすけたちがパティシエの格好をして、ケーキを作ったりお店で販売したりしている、楽しいお仕事体験のシーンを描いています。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが企画構成・ビジュアルデザイン・立体造形・撮影・照明・DTPデザインまでを一貫して担当。“つくるよろこび”と“おいしそうな世界観”を融合させた、見て楽しい・学んでうれしい粘土スイーツの教育ビジュアルです。
〈テーマと構成〉
7月号のテーマは“やってみたいお仕事:ケーキ屋さん”。カットケーキ、ショートケーキ、ロールケーキ、ドーナツ、プリン、カップケーキ、キャンディなど、すべて樹脂粘土で制作したコインサイズのミニチュアスイーツが店内に所狭しと並んでいます。ケーキ屋さんの舞台は、ドールハウス構造のミニチュア店内セット。木のフローリング、ショーウィンドウ、食器棚、ケーキオーブン、背景の窓、吊り下げ照明など、全て粘土・スチロールパネル・木材を組み合わせて手作業で造形しました。パティシエ姿のじゅん・あみ・テンテン・はるのすけが、ケーキを焼いたりデコレーションしたりと、チームで楽しくお店を切り盛りする様子を立体的に表現。“つくる・見せる・売る”の3要素を一つの画面に凝縮したジオラマ構成で、子どもたちが職業への興味と創造性を自然に育めるデザインになっています。誌面の探し絵は、“お店の中に隠れているミニチュア楽器”を見つける仕掛け。鈴・カスタネット・タンバリンといった10mmほどの小さな粘土造形が店内に紛れ込んでおり、「どこにあるかな?」と親子で一緒に楽しめる遊びと発見の表紙ビジュアルになっています。
〈造形・演出のこだわり〉
ケーキやスイーツはすべて樹脂粘土によるミニチュアフード造形。 スポンジ部分には軽量粘土を混ぜ、質感と焼き色をリアルに表現。 ホイップクリームはジェルメディウムを使用して粘度とツヤを調整し、いちごやブルーベリーはアクリルガッシュで彩色した後、ニスコートで透明感を出しています。チョコソースやシロップは透明レジンを薄く流し込み、実際の溶け感を再現。ショーケース内のケーキ皿・ガラス風カバー・木製トレイまですべて手作業で制作し、10mm〜15mmサイズの精密なクレイフードを1点ずつ丁寧に配置。この“ミニチュアスイーツ×ドールハウス”の構成は、クレイアートの中でも特に人気の高い分野であり、本作品ではミニチュアケーキ制作・店舗内装・照明演出を一体化させることで、「見ているだけでおいしそう!」と思える立体世界を実現しました。
〈撮影環境と演出〉
撮影では、ショーウィンドウ越しに差し込む午後の陽射しのような柔らかい光を演出。トップライトとサイドライトを組み合わせ、ケーキのツヤやフルーツの透明感を強調しています。店内のランプには小型LEDライトを仕込み、リアルな光の反射と暖かみのある空間照明を表現。木目や陶器、金属トレイの反射まで微調整し、まるで本物の洋菓子店を覗き込んでいるような世界観を作り出しました。
〈制作範囲〉
・企画構成
・ビジュアルデザイン
・樹脂粘土によるミニチュアスイーツ造形
・ドールハウス店内構成(床・棚・ショーケース・照明)
・撮影・照明設計・編集・DTPデザイン
〈制作情報〉
・クライアント:新学社(小学ポピー)
・対象:小学1・2年生 教材表紙ビジュアル
・ジオラマセットサイズ:B5表紙サイズ(H364 × W257mm)
・制作期間:約10日
・制作年:2018年
・使用素材:樹脂粘土、軽量粘土、スチロールボード、木材、ジェルメディウム、アクリルガッシュ、透明レジン、ニスコート
本作は、「クレイアート × ミニチュアスイーツ × 教材表紙 × ケーキ屋さん × 探し絵」をテーマに、“つくる喜び”と“おいしさの世界”をクレイアートで立体化した作品です。ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの精密なミニチュアスイーツ造形技術と空間演出力により、見て・探して・感じて楽しめる“手づくりの夢いっぱいのケーキ屋さん”を描き出しました。
- Client
- 株式会社新学社
- Year
- 2018
- Style
- Clay Art
