【クレイアート/粘土立体イラスト】<br>小学ポピー「1・2年生」2019年2月号 教材表紙デザイン制作

【クレイアート/粘土立体イラスト】
小学ポピー「1・2年生」2019年2月号 教材表紙デザイン制作

©︎Shingakusha Co., Ltd.

クレイアート × ミニチュアジオラマ × 宇宙 × 教材表紙

小学ポピー『1・2年生』2019年2月号の表紙ビジュアルを、クレイアート(粘土立体イラスト)で制作しました。今月のテーマは「なりたいお仕事:宇宙飛行士」。じゅん、あみ、テンテン、はるのすけたちが宇宙飛行士となって宇宙空間で活動する様子を、ミニチュアジオラマとして立体的に表現しています。ウォルナッツ・クレイワークスタジオがビジュアルデザイン、造形、照明、撮影、編集、DTPデザインまでを一貫して担当。宇宙空間の壮大さと、クレイアートならではの温もりを融合させた教育的ビジュアル作品です。

〈テーマと構成〉

舞台は地球の外、無重力の宇宙空間。誌面には、宇宙服を着たキャラクターたちが、スペースシャトルや宇宙ステーションの外で作業するシーンが広がります。背景には深い群青の宇宙が広がり、星々や惑星が点在。遠近感を持たせることで、立体的で奥行きのある宇宙ジオラマ構成を実現しました。スペースシャトルや宇宙ステーションは、樹脂粘土を用いたフルハンドメイド。機体のパネルラインやソーラーパネル、アンテナなどの細部まで精密に再現し、マット塗装と光沢ニス塗装の質感差によって、現実の素材感に近い立体表現を追求しています。

〈造形と素材表現〉

宇宙服・機材・月面・惑星など、すべてが樹脂粘土によるクレイアート立体造形。
・宇宙服: パーツ構造を意識し、関節部・手袋・ヘルメットまで個別造形。アクリルガッシュでシャドウを入れ、立体的に陰影を演出。
・スペースシャトル: 粘土細工棒で細部を造形し、ニスでコーティング。金属的な輝きと手作りの質感が共存するリアルな仕上がり。
・月の表面: クレーターを一本一本手作業で彫り込み、ランダムな起伏を作り出すことで自然な地形を再現。アクリルガッシュによる“汚し塗装”でリアルな陰影を表現。
・惑星と星々: カラフルな惑星を大小の樹脂粘土で造形。パール系塗料とつや出しニスで輝くような質感に。
背景全体に漂う微細な星屑表現は、白とシルバーの極細筆による手描きドットで再現。ミニチュアでありながら、まるで実際の宇宙撮影のような奥行きを感じさせる構図です。

〈照明・撮影演出〉

照明は、宇宙空間らしい強いコントラストと陰影を重視。冷たい青白いライトで光源を限定し、ヘルメットやシャトルの反射光を強調。宇宙空間の“静寂と神秘”を感じさせる撮影構成としています。また、照明の反射を利用して星の瞬きや金属質の輝きをリアルに再現。背景の奥に配置した惑星にもわずかなグラデーションを加え、広大な空間感を演出しました。

〈探し絵の仕掛け〉

今月の探し絵テーマは「9人の宇宙人を探そう」。カラフルな惑星の影やシャトルの裏、星屑の中など、誌面のあらゆる場所に小さな宇宙人が隠れています。それぞれの宇宙人は色や形が異なり、見つけるたびに新しい発見があるユーモアあふれる構成です。教育教材としての観察力育成だけでなく、「見て楽しむ」「探して驚く」「学んで感じる」という多層的な体験を意識したデザインになっています。

〈制作範囲〉

・ビジュアルデザイン/構成設計
・スペースシャトル・宇宙ステーション造形
・宇宙服・惑星・月面造形
・照明・撮影・編集・DTPデザイン

〈制作情報〉

・クライアント:新学社(小学ポピー)
・対象:小学1・2年生 教材表紙ビジュアル
・ジオラマセットサイズ:B5表紙サイズ(H364 × W257mm)
・制作期間:約12日
・制作年:2019年
・使用素材:樹脂粘土、スチロールボード、アクリルガッシュ、ニス、LED照明

本作は、「クレイアート × ミニチュアジオラマ × 宇宙 × 教材表紙」をテーマに、手作業で制作されたスペースシャトルや宇宙服、月面などの造形を通して、子どもたちが“宇宙へのあこがれ”を感じることができる一枚に仕上げました。ウォルナッツ・クレイワークスタジオならではの精密な造形と照明演出が、教育と想像力を結ぶ「学びと夢のビジュアル表現」として誌面を彩ります。

Client
株式会社新学社
Year
2019
Style
Clay Art

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