【クレイアニメーション/ストップモーション】<br>コズミックフロント 地動説~謎を追い続け、近代科学を生んだ人々の物語~

【クレイアニメーション/ストップモーション】
コズミックフロント 地動説~謎を追い続け、近代科学を生んだ人々の物語~

©NHK 原作/魚豊「チ。—地球の運動について—」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)

クレイアニメーション × 宇宙科学番組 × ストップモーション × 思想表現

NHKの宇宙科学番組『コズミックフロント』にて、漫画『チ。ー地球の運動についてー』(原作/魚豊・小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)の名シーンを、ストップモーション技法によるクレイアニメーション作品として制作しました。
本作は、「思想」や「信仰」「科学」の重層的なテーマを、粘土アニメーションとジオラマ演出で視覚化する試みです。
立体造形/ミニチュアジオラマ制作/絵コンテ・Vコンテ設計/撮影・照明/アニメーションまで、すべての工程を一貫して担当しました。
手仕事の痕跡を残す造形と丁寧なストップモーションアニメーションによって、キャラクターに“命が宿る”ような静謐で力強い“粘土細工 × 哲学表現”という新たなジャンルに挑戦した作品です。
本作は、“クレイアートやストップモーションアニメーションに特化した制作スタジオ「ウォルナッツ・クレイワークスタジオ」”による手作業で制作されています。

〈アニメーション表現の挑戦〉

原作のもつ哲学的な世界観を映像化するため、あえて人形の表情を無くし“無言のストーリー”で構成。
木製粘土や木材、布などを素材とした木人形のような造形により、従来の柔らかいクレイアニメとは異なる、重厚で彫刻的なストップモーション表現を実現しました。
人形劇や浄瑠璃のような緊張感のなかに、粘土細工ならではの温かみと質感を融合しています。

〈ジオラマ演出と素材構成〉

舞台となるジオラマセットは、木材・石膏・樹脂粘土・布素材を使用。
触れることができそうな“手ざわりのある世界観”を目指し、精密かつ手作業の痕跡を残した立体造形/ミニチュアセットを構築しました。
クレイアートと空間演出を通じて、思想と情念が交錯する原作の世界を体現しています。

〈制作情報〉

キャラクターサイズ:約200mm
ジオラマセットサイズ(最大):H1500mm × W1500mm × D1500mm
映像尺:10分35秒(掲載映像はダイジェスト版です)
制作期間:約2ヶ月(造形・撮影・編集含む)
制作年:2022年
使用素材:木材、木製粘土、染色布、石膏粘土、樹脂粘土、軽量粘土

本作は、クレイアニメーションの手仕事の温度と、彫刻的な造形・空間演出を掛け合わせることで、“哲学を映像化する”という新しい表現領域に踏み込んだ作品です。静謐さの中に強い情念を宿すストップモーションとして、ウォルナッツ・クレイワークスタジオの表現力と制作力を象徴する一作となりました。

▶︎ フル映像の視聴はこちら

本ページでは作品のダイジェスト映像を紹介しています。
全編(10分35秒)のフルバージョンは、NHKオンデマンドにてご覧いただけます。

Client
NHK
Year
2024
Style
Animation

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