【クレイアート/粘土立体イラスト】<br>『2015 社会の自主学習 歴史1』教科書参考ワーク表紙ビジュアル制作

【クレイアート/粘土立体イラスト】
『2015 社会の自主学習 歴史1』教科書参考ワーク表紙ビジュアル制作

クレイアート × 立体イラスト × 教材デザイン × 歴史ビジュアル

中学生向け社会科教材『社会の自主学習 歴史1』(新学社)の表紙用クレイアートビジュアルを制作しました。ウォルナッツ・クレイワークスタジオが企画デザインから立体造形、撮影、DTP仕上げまで一貫して担当。「歴史の流れに乗っていこう!」をテーマに、古代から鎌倉時代までの歴史的文化や人物が朱印船に乗って大海原へ漕ぎ出すという構成で、学びの旅立ちを象徴的に表現しています。

〈テーマと構成〉

古代から中世にかけての日本の歴史を一望できるよう、各時代の文化財・人物・美術品を象徴的に立体化。中心となる朱印船の上には、卑弥呼、聖徳太子、紫式部、鎌倉武士などの歴史的人物が並び、船のまわりには和銅開珎、銅鐸、土偶、仁王観音像、前方後円墳、金印、五重塔といった文化的象徴を配置しています。「歴史を海に見立てて航海する」コンセプトのもと、学ぶこと=時代を超える冒険として構成されたビジュアルデザインです。

〈造形・素材の特徴〉

全ての造形を手作業によるクレイアートで制作。主要モチーフには樹脂粘土・軽量粘土・スチロールボード・スポンジを使用し、質感や時代感を緻密に表現しています。
・和銅開珎:文字部分まで樹脂粘土で造形し、凹凸と陰影を再現。
・銅鐸:刻まれた文様を忠実に再現し、金属の鈍い光沢をアクリルガッシュで表現。
・仁王観音像:立体造形後に木目を細筆で描き込み、木製仏像の風合いを再現。
・土偶:木工粘土を使用し土のざらつきと経年感を再現し、アクリルガッシュによる汚しを施して古代の質感を演出。
・金印:金色のアクリル塗装後、艶出しニスで仕上げ、歴史的な重量感を強調。
・前方後円墳:スポンジで草地を造形し、空撮的な立体構成で配置。
・朱印船:樹脂粘土と軽量粘土を組み合わせ、木目模様を粘土カッターで刻んで木質感を再現。
・五重塔:スチロールボードを芯材に、瓦や梁まで全て手作業で造形。
人物造形では、卑弥呼の髪飾りや聖徳太子の冠、紫式部の十二単、鎌倉武士の弓矢や矢筒など、細部の造形と模様描写にもこだわり、ウォルナッツ・クレイワークスタジオの特徴である「リアルとユーモアを両立したディフォルメ造形」が際立つ仕上がりになっています。

〈撮影・デザイン〉

背景は白を基調に、船と人物が立体的に浮かび上がる構図で撮影。ストロボ照明により粘土の陰影を強調し、質感と歴史的重みを際立たせています。誌面デザインでは、流れるような波の形をレイアウトの基調とし、歴史の“流れ”を体感できるビジュアル構成にまとめています。

〈制作範囲〉

・ビジュアルデザイン(イメージラフ/誌面レイアウト設計)
・キャラクター/小道具/背景の粘土造形
・照明
・撮影
・画像編集
・冊子DTPデザインまで一貫制作

〈制作情報〉

・クライアント:新学社
・書籍名:『社会の自主学習 歴史』
・制作年:2015年
・使用素材:樹脂粘土、軽量粘土、スチロールボード、スポンジ、アクリルガッシュ、艶出しニス

本作は、「クレイアート × 教材ビジュアル × 日本の歴史」をテーマに、古代から鎌倉時代までの文化や人物を朱印船の航海として描いた教育系クレイアート作品。細部まで作り込まれた粘土造形と温かみあるディフォルメ表現が融合した、学びの旅路を彩る立体イラストです。

Client
株式会社新学社
Year
2015
Style
Clay Art

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